頂き物

□ロイの振り回され日和
1ページ/9ページ












なぁ〜い!!!?




ある日のお昼頃、突如誰かの叫び声が館中に響いた…



ロイ「うおっ!?なんだ一体!?」



その叫び声に気づいたロイは、すぐさま声が聞こえた大広間に向かう




カービィ「ない!ない!あっちにもこっちにもない!なんで〜!?」



どうやら慌てているのはカービィのようだ




ロイ「お、おい落ち着けカービィ!何をそんなに騒いでる!?」


カービィ「あ!ロイさんロイさん!大変なの!あれがみつからないんだよ〜!」


ロイ「なんだ?探し物か?」


カービィ「そうなの!とにかくあれが見つからないと困るんだけど何処にもないの〜!」


ロイ「わかったから落ち着けって!」


カービィ「一緒にさがしてお願い!」


ロイ「さがしてやるから落ち着けなカービィ」


カービィ「ありがとーロイさん!」



ロイ「で、探し物って一体なんなんだ?」


カービィ「えっとね!あのね!えっと…あれ?…」


ロイ「ん?」










カービィ「忘れちゃった…



ズデーン!!←ロイが盛大に転ぶ



ロイ「いてて…。忘れたのかよ!?」


カービィ「あれれ?全然思い出せない」



なんと、カービィは慌てすぎて何を探しているかも忘れてしまったようだ…



ロイ「おいおい、ほんとに思い出せないのか(汗)」


カービィ「えっと、えっと〜…」


ロイ「(カービィのことだから、食べ物か?なら…)カービィちょっと待ってろ!」




すぐさま食品保管庫(冷蔵庫)にいき、カービィが探してそうなものを取り出した



そしてそれをカービィに見せてみた



ロイ「カービィ!探し物ってこれか?」




ロイがみせたのは、スイカのようだ。4分の1程度に切られてます



カービィ「あぁ〜!スイカだぁ!頂きまーす!」



シャクシャク!



ロイ「あ〜よかった。これだったか」



と、ロイが安心したのも束の間…




カービィ「ごちそうさま〜♪でもこれじゃないなぁ


ロイ「ええ〜!?違うのかよ!?」




躊躇なく食べたからといって、それが正解とは限りません。何せ、この世界では非常識が常識なのですから




ロイ「違うんだったら食うなよ!」


カービィ「えっ、だってロイさんが差し出したから、食べて良いのかなって思って」


ロイ「(うわ〜どうしよ…。あれ誰のだ…(汗))」



もし持ち主がウルフの場合は半殺し以上は確実です



ロイ「っと、今はそんなこと考えてる場合じゃないな。カービィ、なんか特徴思い出せないのか?」


カービィ「う〜〜〜〜ん……、あっ!」


ロイ「なんか思い出したか!」



カービィ「確かね〜…、手で持てるくらいの大きさ!だからそんなに大きなものじゃなかったはず!」


ロイ「それだけじゃさっぱり分からないな…」


カービィ「とにかく探して探して!」


ロイ「分かった分かった!だから落ち着け!」






















ロイ「探すと言ったは言いが、探し物がさっぱり分からない。食べ物じゃないみたいだしなぁ…」



と、ロイが途方に暮れていると…




「ああっ!!俺様のスイカがない〜!!?」



ロイ「…、まじかよ(汗)」



すでにスイカの持ち主が、スイカがないことに気づいてしまったようだ…




ロイ「しかも一人称『俺様』だったよな…。まさか…」




『俺様』の一人称は二人います。二人のうち一人は誰もがうっとうしく感じているあのお方です




ロイ「…、あいつでないことを本気で祈る…(汗)」






食堂…





「くそぅなんでないんだ!?俺様絶対ここに入れたはずなのに!!」




あわてふためいてスイカを探しているのは…






デデデ「最後にとっておいたというのに!」




どうやらデデデのようだ。あのお方ではなかったようだ




ロイ「まじでよかった…。あいつじゃなくて…(汗)」


デデデ「くそぅだれだ!俺様のスイカ食べた奴は!」



カービィ「大王どしたの〜?」


デデデ「おぉカービィか!カービィ!俺様のスイカ食べた奴をしってるか?」



カービィ「えっ?食べたの僕だよ?

















デデデ・ロイ「は?」


カービィ「スイカでしょ?さっき僕が食べたよ」












………











デデデ「お前か犯人はー!!」



ブォン!(ハンマーを勢いよくふりかざす)



カービィ「わあぁ!あれ大王のだったの〜!?」←きれいにかわす


デデデ「俺様のじゃ〜!また勝手に食いやがったな〜!」


カービィ「ごめんなさい〜!」



ロイ「あの馬鹿(汗)」




これぞ天然馬鹿です




デデデ「待たんかいカービィ!」


カービィ「ごめんなさい〜!でも食べて良いって言ったのロイさんだよ〜!(汗)」



ロイ「げっ!!?」




ピタッ…(デデデの足が止まる)




デデデ「なんだと?」


カービィ「ロイさんがよくわかんないけど、スイカ持ってきてくれたから、食べて良いものだと思ったんだよ〜!(汗)」



ロイ「あんの馬鹿!(汗)」


デデデ「てことは、カービィは差し出されたから食べたと言うわけだな?」


カービィ「そうだよ!」




デデデ「…、ロイこの野郎!俺様のスイカ返せ〜!



ロイ「余計なこと言うなカービィ!!(汗)」



完全に矛先がロイに向きました



デデデ「俺様のスイカとっておいて逃げるとはどういう神経しとるんじゃお前は〜!」


ロイ「わ〜待て待て!これには事情があるんだよ!だからちょっと落ち着いてくれよ!」




とりあえず一旦落ち着かせ、事情を説明
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ