歌舞伎乙女
□第二幕
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目の前が真っ白になった。
そして目をあけるとそこは今までいた場所と違い地面はアスファルトではなく土になっていて、高層ビルばかりだった場所は木で出来た建物ばかりであった。
高い建物は二階建てだけ。
近くを歩いていた制服、スーツなどの洋服を着ていた者はいなくなり、皆は着物を着ていた。
洋服を着ているのは自分と自分の友人の合わせて4人だけであった。
意味がわからず瞬きを何度もした。
キョロキョロと周りを見ても今までいた場所と全然違っていた。
どこだここは。
自分たちがいるのは家の裏の方であまり人が通っていなかったのが幸いで誰にも自分たちのことを見られていなかったことだけであった。
数分して全員が目を覚ました。
皆で話し合ったところ制服で動き回るのは何か危ないかもしれないということで鞄の中に入れてある着物を着ることにした。