Clap Secretstory APH編(二次創作)

注:捏造、作者の勝手な解釈あり。後味悪いかも。





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「夢を見たの。」


どんな夢かと聞かれれば、酷く現実とはかけ離れた世界で。
いつまでも子どものままだ。と、笑われそうで、口に出させなかった何度も見てきた夢。


「…どんな?」


―私は亡する国で、貴方はその私を略した国―…。







誕生して間もない私でも、土地に愛され、ここまで成長できた。
ありがたい事にこの国の人間は、お互いに傷つけあうこともなく、
ソレを目的とする武器も生産などせず、誠実に豊かな帝国を築き上げた。





でも、ソレを壊したのは他でもない貴方だ。





「――さまっ」

「どうしたの?」

「王に謁見したいとの申し出が…」

「そう、わかった。伝えて来るから待って貰って。」





最大の過ちは私にあった。
“太陽”を崇拝するあまり、疑うことをしなかった私に責がある。
それを嘲笑うかのように、貴方は王を、私を、いとも簡単に滅ぼした。







憎き太陽
憎き太陽







「…憎い。」

「…否定はせんよ。」




ただの夢だった筈なのに、貴方はそれを、あっさり認めてしまうの…?







愛してやまない“太陽”は、今も昔も悲しげに笑うのよ。








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※どこの何を指すかはご想像にお任せ致します。


ここまで読んで頂いてありがとう。



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