華麗なる腐女子日記

□二日目
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「つっいたー!!」

こんにちは、みなさん。
粗大ごみになるのをなんとか逃れた小野原悠伽です。

「行くぞ、他の学校はもう着いているらしい」

谷先生の言葉と共に、私達は合宿場の中へと入っていった。



「おっふ……」

中にはすでに各校がいて話をしていた。
みんな、美形揃いだなぁ。

「遅れてすまない。ちょっとゴミが捨てきれなくてね」

「谷先生ーそれ私のことですかー?」

「おめー以外に誰がいんだよ」

宮先輩の言葉が冷たかった。
谷先生と宮先輩の言葉に他校の人達はぎょっとしていた。
そりゃそうだ。だっていたいけな女子をゴミ呼ばわりだもの。
でも挫けない。むしろ興奮するのはまた別の話。

「そろいましたか……では合宿の1日目は自己紹介、と言うことでどうでしょう?」

赤髪のオッドアイの人がそう提案した。

「ねね真ちゃん。あれ誰?私的に好み」

「お前の好みにあってしまうとはやつも哀れだな」

真ちゃんひどいわ。
とりあえず真ちゃんから彼が赤司って人だという事が判明した。

「久しぶりだね、真太郎」

「ああ、そうだな」

「ちょっ、親しげ!ヤバいこの場合攻めはどっち…!?」

「…彼女は?」

「気にするな、ゴミだ」

真ちゃんヒドイ。
赤司は咳払いをするとしきりだした。
様になってるじゃないの。

「じゃあ、まずは誠凛から」

それから日向さん、木吉さん、伊月さん、小金井さんに水戸部さん。降旗君に河原くん。福田くんと自己紹介が進んでいった。
水戸部さんの自己紹介のとき小金井さんが通訳していたのにたぎりました。

「火神大我だ…です。よろしく」

敬語が下手くそなところに萌えました。

「黒子テツヤです。よろしくおねがいします」

影の薄い丁寧な言葉使いの黒子君。

「とりあえず、うちの光と影だな。相棒って感じだ」

日向さんの説明に私の中の何かがたぎった。

「まじで!?光と影?相棒!?つまり付き合ってると!?ねね、詳しく聞かせて!!」

しょうがないじゃない。
反応しちゃったんだもん。
黒子君に詰めより鼻息荒く問う。
なんか、みんな引いていた。

「小野原、やめるのだよ。迷惑をかけるな」

「待って真ちゃん。私今大事な話を……」

「お前の持っている本をシュレッダーにかけるぞ」

「真ちゃんのイケず!」

背に腹はかえられません。

次は海常の番だ。

「海常バスケ部主将、笠松幸男だ。ポジションはPG。よろしく」

男前の兄ちゃんでした。
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