華麗なる腐女子日記

□最終目
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みなさんこんにちは。酸素ボンベを背負わされ地中に埋められた悠伽です。土の中は虫だらけで怖いです。

午後練も終わり、帰りの時がきた。六つのバスが並んでいてその前に各校が並んでいた。

「うう〜あっという間だったなー」

「確かに、もっとみんなでバスケやりたかったなー」

私の言葉に和ちゃんは同意した。何も言ってないけど真ちゃんだってそう思ってると思う。

「ホントに……しばらく他校の絡みが見れないと思うと寂しいよ」

「予想してはいたけどそっちの話かー」

和ちゃんは遠い目をしながら言った。

「俺、なんか疲れたっス」

「お疲れ、黄瀬」

「よくぞ笠松を守ってくれた」

森山さんと小堀さんが黄瀬君を誉めている。笠松さん愛されてるんだね。
何から守ってたかはわからないけど。

「笠松さん総受け…」

「失礼なのだよ」

真ちゃんが今日のラッキーアイテムのハリセンで叩いた。だが、毎日宮先輩に拷問紛いなことをされている私にはきかん!

「今回は有意義な時間でした。帰り皆さん気をつけてください」

赤司君の挨拶が終わり各々、バスに乗っていく。

「室ちんー疲れたしー」

「寝るならバスの中にしような」

うだーと氷室さんにもたれかかる紫原君。
氷室さんは優しくバスの中に誘導していく。紫原君は席に着くと、氷室さんの肩にもたれかかりながら眠ったのが窓から見えた。

「私は陽泉のバスで帰る!!」

「無茶をいうな!」

「止めないで、村先輩!!あれを、あれをーー!!」

うがーと叫びながら陽泉のバスに乗ろうとしたがスタメン五人がかりで取り押さえられバスに放り込まれた。悲しいや。

「秀徳さんは賑やかやなー」

「今吉さん、早く帰ろうぜ。あ、帰りマジバよりてー」

「青峰の奢りな?」

「えー」

「前、奢ってやったやろ」

バスに乗り込む青峰君と今吉さん。

「火神君。一生のお願いです、おぶってください」

「バスまであと少しだから頑張れよ」

おんぶをねだる黒子君に呆れる火神君。

「なぜ、私は分身の術が使えないんだ!!」

自分の無力さを憎んだことがこれまでにあっただろうか!?

「……彼女は、いろいろと不思議な子だね」

相変わらず実渕の後ろに隠れている赤司君でした。

「あれはもはや人外の存在なのだよ」

真ちゃんがひどいと思いました。わかってたことだけど。

「真ちゃーん。バス発車するぜー」

「わかった」

真ちゃんがバスに乗り込むとバスは発車した。

 
「谷先生ー」

「どうした」

「なんか三日間のこと思ってたら興奮して暑くなってきましたー」

「宮地、緑間」

谷先生の声と共に宮先輩と真ちゃんは動いた。

ガラ←真ちゃんが窓を開けた音。
ガシ←宮先輩が私を抱えた音。
ポイ←二人が私を捨てた音。

「ノオオオ!」

「小野原!」

窓から落ちた私をギリギリ和ちゃんが助けてくれた。大先輩と村先輩が宮先輩と真ちゃんを叱る。ざまぁ!

「ゴミを窓から捨てるな!!」

「環境に悪いだろ!!」

「いや、そこ!?」

秀徳は今日も通常運転です。



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