華麗なる腐女子日記
□七日目
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へい皆さんこんばんは。私の懐は真冬真っ只中です。後悔も反省もありません。
「だからって、これはないんじゃないかなぁ!?」
そして只今私は女子部屋の壁に鎖で繋がれている状態です。もちろん犯人は真ちゃんと宮先輩。二人とも頬が紅潮して、もうあれね、妄想ヒーハー!!
「前回ので身に染みたからな」
村先輩がお情けで掛け布団を掛けてくれた。村先輩ありがとう。
「そんな!!ただみんなの寝顔を一心不乱に見つめるだけですよ!?」
「怖いわ!!」
大先輩に叩かれました。火照りました、しょうがない。
「いや…さすがに…やり過ぎだろ…」
やはり天使な笠松さんが言ってくれた。
「センパイ、その優しさを俺にも向けてくれると嬉しいっス」
「はっ」
「ひどい!!」
この二人のカップリングはいいよね!!もう私は妄想で息が荒いぜ…。
「ねむ、い…」
「こら、アツシ。寝るなら部屋で寝ないと」
氷室さんに抱きつき甘える紫原君。
「もう紫原も限界じゃし、ワシらも寝るか」
「しきってんじゃねーよ。モミアゴ」
「そうアル。うざいアルこのモミアゴリラ」
「アゴってそんなにダメ!?」
泣き出しそうな岡村さん。私はそんな彼に笑いかけ、言った。
「アゴじゃなくて存在がダメなんじゃないかな?」
「とどめさしてどうするのだよ」
ちょっとした出来心です。
「じゃあ、迷惑かけると思うがよろしく頼む」
大先輩は凉伽さんに言うと隣の男子部屋に行った。それに続き男子たちは隣の部屋に行く。なぜか涼伽さん、真理ちゃんと和葉ちゃんも続いて。
「姉ちゃん!?出てってー!!」
「いいじゃないの」
「私、悠伽ちゃんの為に写真撮らないと!!」
「和葉、出ていきなさい」
できれば和葉ちゃんは男子部屋に残って欲しいと思いました。
「げっ真理も来るのかよ…」
「何か文句でも?」
「ない!無いからカッターしまえ!!いやしまってください!!」
「青峰…いくら怖いからってワシの後ろに隠れんといてーな…」
「今すぐ私をそこにぃぃぃ!!」
間接を外し、鎖をすり抜け私は男子部屋に向かった。相田さんや桃井ちゃんの驚いた声もなんのその。
勢いよく襖を開けた瞬間、岩塩が五つ頭に直撃しました。
血を流し倒れる間際、寝ている赤司君に悪戯しようとしている黛さんを見れただけでも私は満足です。
「はい回収ー」
この後は谷先生に回収され、吊るされた状態で寝ることになりました。
結構辛いぜ。
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