Buche de Noel(main)

□同族嫌悪
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「ワシの機械が邪魔したの。単刀直入に聞く。貴様、ソニックの仲間か?」
「違うよ」
「ならなぜ共にいる?」
「面白そうだったから。キミは?」
「なんでここでワシが出てくるんじゃい」
「だってキミもよくソニック達の前に現れるじゃないか。それも故意に」
「それはあやつが毎回邪魔をしにくるからであってな…!」
「その割に成功したこともないしね」
「ぐぬぬ…」

少しばかり唸った後、エッグマンは黙りこんでしまった。こちらの出方を見ることにしたらしい。

「探していたのはそんなことを聞くためじゃないんだろう?」
「お主、只者でないな?」
「どうだろうね」
「口は割らぬと」
「ただ、ボク等は全くの無関係じゃない」
「…ほう。聞かせてもらおうじゃないか、ワシと貴様との関係とやらを」
「GUNの行ったキミの捕獲作戦、覚えてるかい」
「カオスエメラルドの暴走じゃな」
「ボクはあそこから呼び出されたのさ。時空の狭間から強制的に」
「…ゲートからじゃと?まさか、」
「ボクはこの世界の者じゃない」

ボクははっきりと言い放った。エッグマンの影がざわめく。

「そしてキミにも記憶があるよね、Dr.エッグマン?」

闇が、動いた。
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