Buche de Noel(main)

□Welcome!
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「キミはさ、馬鹿なのかい?」
「は?」

先程まで微動だにしなかったメフィレスが口を開いたと思えば、突然侮辱された。
言葉が飲み込めないオレはしばらく思考が停止する。

「せっかくオレが見つけてやったってのにそれかよ!」
「………行動が理解できなくてね」
「あー、あれか?お前もオレが気を許してることに疑問もってるってことか?」
「(コクン)」

天然なのか何なのか。
こいつの言葉は唐突に始まり進んでいく。
相手側なんてお構い無しで、肝心な言葉の経緯がないため理解するので精一杯だ。

「気を許して油断してる訳じゃないさ。お前たちが『危険』な事に変わりはない」

街中は混みあい、中々前へ進めない。会話を中断するとメフィレスに合図し、端へと寄った。

「だからオレやシャドウが監視してるってワケ。GUNの奴等だってそう言ってたろ」
「ボクが怖くないのかい?」
「Not really.殺されるのは勘弁だけどな」

ようやく人混みを抜け出せたようで、噴水が中央に設置された広場についた。
集合場所はもう少し先にある喫茶店となっている予定だ。
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