Buche de Noel(main)

□共有と共感と
1ページ/3ページ

夕ごはん、みんなで食べた方がおいしいだろ?
そう自由気ままな青に誘われたのがお昼後。休憩中だった僕は簡単に食事をすましたところで。

「うわ、バランス悪っ」
「貴様には関係ない」
「いーや、良くないね!今日は栄養満点の献立にするからな。会場はシャドウの部屋!」

と勝手に決められてしまった。家に帰れば当然のようにソニックが入り込み(隣部屋のためドアの音でバレた)、当然のように料理を作り始める。何を言っても聞き入れない彼に、僕が諦める事になったのが数分前。もうキッチンからはいい匂いが漂ってきている。

「よし、後はオーブンで焼くだけだな!シャドウ、準備手伝ってくれ」
「…ああ」

僕の家とは違い、様々な形の食器に盛られる料理。どうやらソニックが持参したらしいそれらをテーブルに運ぶと、タイミングよくチャイムが鳴った。

「お、シルバー達来たみたいだな」

ソニックが玄関へ向かう。騒がしい声が聞こえ、シャドウはこめかみを押さえた。明日もまた仕事があるというのに、疲れをとることはできなそうだ。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ