〜Do you know...?〜

□序章
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これは出会うはずのない少年少女たちのお話し…。








<……ご、……めん……ごめんね……>




朦朧とする頭の中にか細い声が響く。




なに?この声はだれ…?




<ごめんね……。僕のせいで君たちの人生を変えることになっちゃった……>




若干イケボだなぁと思ってしまったのは、やはり俺がオタクだからだろうか
そんな下らない考えを頭の片隅に置きこの唐突に起きた状態を朦朧とする頭の中でなんとか整理しようとする。




人生を変える?なんのことだ…?




<とにかく、今は時間がない…君の望みを教えてくれ……君の願いを…>




俺の望み…?



いきなりの問いかけに一瞬戸惑った。しかし
すぐに答えは出た。




……強く、強くなること。かな…大切なやつを守れる力。


いつも意気地なしで勇気もなくてなにひとつとして、出来ることはないけど何故か強くなったら自分が変われる。そんな気がした…。

力がないと勇気も出ないなんて俺は何て弱いんだろうと内心苦笑する




<君の望み。ちゃんと僕に届いたよ……そろそろ時間みたいだ。本当にごめんなさい。でも僕はこれからも君たちを見守っているよ……>




!待って…まだ聞きたいことがあるのに!




そんな千歳の心の叫びとは裏腹に遠くなっていく声























『待って!!』




声の主を呼び止めるようにのばした手は空を切り、叫んだ声は虚しくもいつもと変わらない自分の部屋に響いた




『(夢か……。)』


夢にしては随分ハッキリしてたな……と寝起きのぼんやりとした頭の中で一人思っていると




「千歳〜!ご飯よ〜!!」


お母さんの元気な声が下から聞こえてきた




『今行く〜』




今日の朝メシなにかなと思いながら気の抜けた返事をしながらいつものように眼鏡をかける。今まで考えていた【夢】のことを考えもせずに










そう、これから起こる不可解な出来事が待ち受けているとも知らずに……










序章 end

























あとがき

以前解説していたお話を持ってきました。見るに堪えない文章…
 

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