〜Do you know...?〜
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みなさん、おはやっほー！穂香です！
あっという間に過ぎていった秀徳高校１日目。
ただいま、放課後の時間です。
が、
「黒田〜！一緒に帰んね〜？」
『へ？』
なぜ、高尾に一緒に帰ろうと誘われてる……？アンビリーバボー！
誘うんだったら真ちゃん誘ってくれ！
そしてイチャイチャしろ！俺はその後ろから盗撮するから！
「だーかーら、一緒に帰ろうぜ！」
「体験入部は明日からって先生言ってたろ？だから、今日早く帰れんだよね♪」
『マジか？(全然聞いてなかった…)穂香と、緑間は？』
ま、まさか高尾と二人だけとかないよね？！
高尾と二人で帰るとかマジ無理。心臓パーンなるよ死んじゃうよ？
「さっき、二人で一緒に帰ってったよ？」
なん…だと…！
「あと、白藤から伝言で「高尾はちーちゃんと一緒に帰って！あと、ちーちゃんに頑張れ！！って言っといて！」って言われた。」
ご丁寧にもほのの声マネまでして再現してくれた高尾。だか、今はそれどころではない。
『あんの馬鹿ほの…！！』
俺に死ねってか？！オレに萌え死ねって行ってるのか？
俺は見た目男みたいでもな、心はチキンなんだよ分かってんのか！！
そんなか弱い俺を見捨て、真ちゃんと一緒に帰るなんて…
つか、よく一緒に帰れたな？真ちゃんガード固そうなのに。
「まぁまぁ、俺も黒田と話したかったし一緒に帰ろうぜ！」
「それとも、俺と帰んの嫌か…？」
ｼｮﾎﾞｰﾝと言う絵文字がピッタリな表情をする高尾。くっ！！カワイイ…！！
『ううん！全然そんな事ないっす！！(捨てられた子犬のような目でオレをみるなぁぁぁああ！！)』
ブンブンと首を横にふりながら全力で否定するオレ。
「よっしゃ！マジで！？良かった〜」
さっきまで涙を潤ませていた高尾はすぐにケロッと元の表情に戻った。
…あんれー？まさかの演技とかないよね？てか、自分のかわいさ絶対理解してやってるでしょ？かなりあざといぞ！
帰る準備をしながら俺は考えた。
思ったんだけどさ……入学初日から絡みすぎじゃね？
当初の俺の予定ではチャリアカー組を見れるベストポジの席に座り、二人のリアルイチャコラを毎日平凡に過ごしながら観察する予定だったんだけどな。
おっかしいなぁ…？これも全部ほののせいだ！！
どうにかして平凡に傍観できないかな…？
でも、高尾が絡むのって友達としてだよな！だって俺今男装してるし
うん、間違いない。心配することなんてなにもなかったじゃーん
オレ一人で緊張してただけじゃーん
オレ馬鹿じゃーん
「おーい黒田ー？行くぞー」
先に支度が終わったらしい高尾は教室の後ろで俺を呼ぶ。
『イエッサー』
まあ、過程がどうあれ、高尾と帰ることになりました。ひゃっほーい
end