〜Do you know...?〜

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「なぁ、黒田?」

『な、なに?』



皆さんおはこんばんちは。千歳です。


えー、ただいま絶賛大緊張中でございます……!ええ。なんてったて高尾と一緒に帰ってますからね!

やっべぇ、今にも発狂しそう。ここ道のど真ん中だけど

ニヤケ度MAXなんですけど。顔に出てないよな?大丈夫?気持ち悪い顔してない?






「これからどうする?遊んでかえる?」

『な、なんでもおkですよ!?』



頭の中で葛藤してた上に緊張のあまり敬語になる俺。その様子を見て何を思ったのか、苦笑する高尾。





「黒田さ、朝から俺に対してやけによそよそしくね?」

『いえいえ、そんなことはないですよ』


どうやら俺の態度が気になったらしい。それもそのはず、だって俺明らかに高尾に対する態度おかしいもの





「ほら、また敬語使ったし!同じクラスメイトなんだからさ〜?もっと楽にいこうぜ?」

『ら、楽に…?』

「そ、俺的には白藤に対する態度見たいに接してもらいたいんだけどな〜?」

ほのと話すように…?







いやいやいやいや無理だな。アイツのように接したらダメだな。なんか…。うん。

『それは、レベル高いかと……!』

「えー?つーかさぁ、なんでそんなガッチガチなわけ?気ぃ使ってる?」



『気使ってるとゆーか…』

「とゆーか?」









緊張してるんです!貴方様がかっこよすぎて!首を傾げてコッチをみてる表
情さえ、直視できませんんんんん!!








「…っと、とにかく!高尾に気を使ってるとか、嫌ってるってゆーことは絶対ないですから!!」

歩いていた足を止め、高尾の方を真っ直ぐ見つめ、なかば叫ぶように言葉を伝える。
さすがに本心を語るのはちょっとアレかと思い別の言葉で否定した。





「…そっか!じゃ、その敬語も止めような!」

『う"っ…………善処する…!』

NOと言えない日本人の弱みちくしょう!




「うっし!てかどーする?どっか行く〜?マジバでもよってくか?」

うーんと考える高尾。考える姿も絵になりますね。ちくせうこれだからイケメンは…!


『おー。俺、マジバ行くの初めてだわ〜』

マジバってコッチでゆーマ●クみたいなもんだよね?黒子がいつもバニラシェイク飲んでるとこっしょ?

「マジで!ちーちゃんそれ、人生の半分は損してるわ!」

『そんなにかよ?』

てか、ちーちゃんって!まぁ、嬉しいからいいけど

俺の返答に信じらんねぇっていう顔をする高尾。だって、コッチに来て買い物とか全然行ってねーし。てか、行く暇なかったし!

『あ、あと男友達と放課後帰るのも初めてだわ。』

アッチでは比較的おとなしくほのとオタ話してたし。それにこー見えても俺、人見知りだったから男の人と滅多に喋んなかったからね…
しいて喋るとしたら親戚のオッチャンたちぐらいだったしね〜

「マジで!?(よっしゃ!)」

俺が心の中で思い出に浸っていると目を見開き驚愕する高尾。そんな珍しいかな?

『別にそんな驚くことじゃなくね?』

「いやいやいや。あれ?でも白藤は?すげー仲よさそーなのに。行ったときねーの?」

『あぁ、』

そういえば、ほのも、俺も今男装してんだよな…男友達にカウントしてなかった…!

『アイツは友達ってゆーか、親友越えて家族みたいなもんだからな…ちっさい時からずっと一緒だし。』

「ふーん?」



なんとか誤魔化せたか…?ま、今言ったことは嘘じゃないけど。ホントにアイツとは昔っから一緒にいたしな。



と、誤魔化せたかどうか半ば不安げに考えていると高尾は衝撃的な言葉を発した



















「じゃ、俺がちーちゃんの初めての男ってわけだ」



『ぶふぉぁ!?』

なん…だと……っ?
語尾に音符マークがつくんじゃないかってくらい上機嫌なトーンで言い放つ高尾


『た、高尾…!なんかそれ、いかがわしい……!』

言い方がものすごく卑猥だよ高尾さん…!そしてなぜそんなに嬉しそうなんだ…?!

「えー?なんのことー」

『絶対わざとだこの人!』


高尾はウケ狙ったんだろうけど、それ、めっちゃ萌えるから!俺の頭パーンなるぞ?!


「…やっと調子でてきたな。」

ボソッと何かを呟いた高尾。

なに言ったかは聞こえないかったけど、その優しい笑み止めて!キュンキュン来てるから!ニヤケが顔に出て、残念なことになっちゃうから!!



「なんでもねーよ!ほら、早くいこうぜ」

わしゃわしゃと俺の頭を撫でてから歩き出す高尾。

『わ、頭ごちゃってるし!ちょ、待って…!』

「置いてかねーから、その頭直してから来いよ〜」

『この頭にしたの誰だし…!』

「俺?」

『貴方しかいませんけど?!』













(なに食おうかなー?)

((ハッ!マ●ク的なものがあるんなら、アニメ●トもあるんじゃね?!))

(おーい、ちーちゃん?)


End





夢主ちゃんやっと、まともに喋るようになりましたね(笑)
初めての男のくだりは高尾さん、ウケ狙ったわけではなくフツーに嬉しかっただけです。

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