〜Do you know...?〜

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「はよーっす」




気だるげに挨拶をして入ってきたのは高尾だった。



「ってあれちーちゃんなにしてんの?」



珍しく女子としゃべっている俺に気づいたのか近くまで様子を見にきた高尾。



『おう、おはよう高尾。見て分かんない?』


「分かんないから聞いてんだけどなー」


そう言って俺の頭に顎を乗せながら喋る


『ちょ、そこで喋んな。頭いてーし!!』

脳天に刺さってるから!

それに、近いから腐女子の皆さん全員ニヤケてんじゃねーか!

隠しきれてねーし!


え?俺は恥ずかしくないのかって?


ここ数日で高尾はスキンシップが多いことが分かったので耐性がついて来ました。
よって、【っば、ばか…止めろよ…!】みたいなそーゆー展開にはなりません。残念だったなハーッハッハー!!

「いや、わりーわりー。丁度いいところに顎置き場があったんで」


『今バカにしたよな?遠回しにチビって言いたいんだろ?!』

「違うって〜」


「それに、小さくてもカワイイと思うぜ?俺は。」


『お前はまた余計なことを…!』


お嬢様方が今度の新刊は高黒に決まりね…とか不吉なこと言ってんじゃねーか!!!
さっきの約束どこいった?!


『てか、小さいっつったな?!聞き逃さねーぞ俺は!』

「まぁまぁ。で?なにしてたのちーちゃんは。」


『ッハ!そうだった諸君待たせてしまった…ってそうでもない見たいだな』

三人そっちのけで高尾と話していたから申し訳ないと思って彼女らの方を見ると鼻を押さえていた…


「いえ、ご馳走様です…」


『…とりあえず俺の送るよ?』


「「「イエッサー」」」


『ん、いいお返事。』


「「「「!!」」」」

息ピッタリな返答にヘラッと笑う千歳
その様子を見た四人(腐女子トリオ+高尾)は目を見開いた。



「黒田君…!」


「天然たらしね…!」


「そして、若干のSっぽい雰囲気…!」



「「「素晴らしいわ!」」」

なにこの人たち怖い


「(コイツ自分のこと絶対ぇ、自覚してねぇな…!)ほらちーちゃん、赤外線やんないの」

『お、おう…』


そしてなんか高尾もムスッとしてんだけど。言葉だけ聞けば優しいけど言い方に若干の棘があるように感じるのは俺だけ…?
なに俺なんか悪いことした




「コソッ)あれ絶対ヤキモチよね?!」


「コソッ)やっぱり?」


「コソッ)ああいう表情見せていいのは俺だけだみたいな!?」



千歳が不安になってる間腐女子トリオはちゃっかり萌えていた









それから無事、腐女子トリオとメアドを交換して自分の席に戻った。
なぜか高尾にガン見されながら赤外線したけど…

そんなに心配しなくても、一人で赤外線くらいできるのにな?




end



おまけ


「なぁなぁ、ちーちゃん?」

『んー?』

「俺らも後でメアド交換しねぇ?」

『そういえばまだ交換してなかったな…いいよ!』

「おっしゃ!じゃ、俺受けるな!(赤外線を)」

「「「ブフォッ!」」」

「?どした」

『なんでもない…!』

end










おまけのおまけ

一部始終を聞いていた某三人組

「まさかの高尾君が受け発言…!」

「そういう意味じゃないのは分かってるんだけどね…」

「それでも萌えちゃうのが」

「「「腐女子の性よね…」」」


ホントにend








あとがき

久しぶりに高尾登場でした。
高尾メインなはずなのにあまり出てきてない気がする…( ̄▽ ̄;)

それにしても腐女子トリオ書くの楽しいですw
名前とかまだ決める予定ないけど…気が向いたら書いて見ようかな?
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