〜Do you know...?〜
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高尾と二人で弁当を食ったあと、教室に戻った。
教室に入った瞬間ほのに怒られた
ほの曰く「一人で説明するの大変だったんだからね!」だそうだ。
最初のうちは俺らに話しかけた数人の男子だけだったが、結局クラス全員に話すはめになったらしい。
てか、なんで俺怒られたし。
悪いのは高尾だろ
無理矢理連れてかれたし、俺どっちかと言うと被害者だよ?
「ちーちゃん一緒かえろー?」
一人回想しているとほのが話しかけてきた。
『そうだな。そろそろ帰るか…』
……まぁ時というのは早いもので午後の授業は終わり、放課後になった。
「あれ、ちーちゃんに白藤、もう帰んの?」
『ああ、高尾たちは部活か?』
「まだ仮入部だっけ?」
高尾たちのジャージ姿をみて疑問を投げかけるほの。
「期間的にはな。」
「ま、でも?俺と真ちゃんはもう本入部届けだしたけど♪」
「なぁ真ちゃん?」
「当たり前なのだよ。」
「さっすが真ちゃんだね!」
『やる気満々だな。二人とも』
「真ちゃん部活頑張ってね。あ、あと高尾も。」
「俺はついでかよ!」
『ハハッ高尾も真ちゃんも頑張ってね。練習!』
「おう、任せろって!」
「フッ、愚問だな」
「高尾そろそろ行くのだよ。」
「はいはい!じゃ、また月曜日な〜!」
「バイバーイ」
『じゃあな〜怪我には気を付けろよ〜』
俺らが軽く手を振るとブンブンと手を振り返してくれる高尾。
そんな高尾を振り向きも、立ち止まりもせず
スタスタと歩いていく真ちゃん。
「ちょ、真ちゃん歩くのはえーよ!ちょっとぐらい待ってくれてもさ〜?」
「お前を待ってやる義理はない」
「ひっでぇ!」
相変わらず真ちゃんは高尾に対して冷たいらしい。
早く素直になれば良いのに…。そののち高尾に犯されればいいと思げふんげふん
おっとサーセンつい本音が
『さて、俺らも帰りますか?』
「そうだね〜」
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