〜Do you know...?〜

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俺とほのは高尾と真ちゃんと分かれたあと、一緒に下校していた。



「ねぇちーちゃん?」


『なんだ?』


「ウチさ、部活やろうか迷ってんだよね〜」


『何部?』


「男バス。」


『マネージャー?』


「うん。ホントはバスケやりたいけど」


『女バス入ればいいじゃん?』


「ん〜それも考えたんだけど、やっぱり皆が皆受け入れてくれるとは限んないかもしれないと思ってさ」

『それもそうだな…』


確かにそうかもしれない。クラスの皆は俺らが女子だということを隠していてもすぐに受け入れてくれた。
しかし、それが全校生徒に共通することとは限らない。



『いいじゃん、男バスのマネージャー。ほの青春しちゃいなよ?』


「ん〜でもな〜?」


『何が原因でそんなにためらってるんだ?お前は』

お兄さんに話してみんしゃい?と問いかけると、一応お姉さんでしょ。と答えてくれた。

てか、一応ってなんだし


『で?なんで迷ってんの?』




「…部活入ったらさ、ちーちゃんと一緒にいる時間少なくなるかな…って思ってさ〜」


『は?』


「は?ってひどいなぁ。ウチは真面目に考えたんだよ?!」


「もし、部活入ったらこうしてちーちゃんと一緒に帰れなくなるし、ましてや来週からはちーちゃん、バイトで忙しくなっちゃうでしょ?会う時間短くなっちゃうじゃん!」


それに最近高尾とばっか一緒にいるし…と不機嫌そうにゴニョゴニョと口に出すほの。




『バッカだなお前』


そんなほのの発言をバッサリと切り捨てる俺。


「ヒドッ!ウチは真剣に…『確かに!』え?」


『部活入ったら俺と一緒に帰れなくなるな。』



『でも、そのぶん学校でずっと一緒に居ればいいだろ?』


『俺がバイト行ったって店に遊びに来ればいいし。』


『寂しくなったんだったら、俺ん家どーせ誰もいねーし泊まりに来てもいい。』

「ちーちゃん…」


『それに…俺が原因でお前の青春(?)奪うとか嫌だからな。』


だんだん照れ臭くなってきたので最後は少し冗談混じりに話す。


「…うん!ウチ、部活やるよ!」

『おう、頑張れよ?』

嬉しそうに微笑むほのを見て思わず俺も笑みが溢れる。





『てか、お前どんだけ俺のこと好きなんだよww』

いっちょまえにヤキモチか〜?と言って茶化す。


「ダメかな〜?」


『いや、ダメじゃねぇけどさ?高尾に妬くとかかわいいなお前』


そう言って、わしゃわしゃとほのの頭を撫で回す。


「わわっ!ちょっと止めてよ〜」


「だって今日のお昼だって高尾と一緒に食べてたしさ〜」


『あれは不可抗力だろw』


会話だけ聞けばまるで彼女が彼氏にヤキモチを妬いているときの会話である。

まぁ、所詮二人とも学ランを着ているのでただのBLだが



「てかさ!高尾絶対ちーちゃんのこと好きだよね〜?」

おうふ。まさかの俺の苦手分野KO・I・BA・NA!


『いや、ないだろ。あんなハイスペックなイケメンがオレのこと好きになるはずねぇし。俺からしたら高尾は雲の上の存在だったし。今しゃべることが出来てる時点で奇跡じゃね?みたいな。まぁ、高尾は俺の一番の萌え要素ですな。もち真ちゃんと合わせて』


「(高尾可哀想…この子自分のこととなると鈍感だから…)そうかな?」


『そうだって!』




End



おまけ


「じゃー、早速ちーちゃんん家泊まりに行っていいかい!」

『ホントに早速だな』

「今日なら金、土、日と泊まれるじゃないか♪」

『ちょっと待てお前月曜日の学校は?』

「ちーちゃんん家から通うさ!」

『マジでか。』

「なにか問題でも?!」

『仰せのままにお嬢様?』

「やだちーちゃんイケメン!惚れちゃった!」

『オレに惚れるとヤケドするぜ?』

「『ぶっは!』」


おまけend





あとがき


今回は夢主ちゃんたちの仲の良さを皆様に伝えたかったんですが…ちゃんと伝わりましたかね?ww
管理人は夢主ちゃんたちのこと大好きです(笑)
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