リヴァエレ2
□捨てる【動詞】
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「駄目だ」
もう何度聞いたかわからないその言葉をまた言われる
「なんでですかっ?!兵長、俺の事好きなんでしょうっ?!」
半泣きしながら訴えるエレンであったが、今日のリヴァイはいつになく頑固な為、それも通用しない
「いいじゃないですか!一回だけなんですから!!」
「そのたかが一回で殺されてたまるか」
「俺、殺すなんて言ってません!!」
リヴァイはため息と共に頭をガシガシとかくとめんどくさそうに言った
「確かにお前は殺すとは言ってない。が、巨人になるメカニズムは解るな?」
確認するように言われ、勿論理解していると頷くエレン。
しかし、それとこの件との関わりまでは理解していなかった
「それがどうかしたんですか?」
「覚えてんなら、わかんだろ。エレン」
「さっぱり」
即答するエレンに馬鹿と言ってから説明する
「この前、スプーンを拾う途中だったな…その巨人化の時と同じように“拾う”というお前の意思が巨人化の原因だ」
つまり
「俺に射れたい…その意思で巨人化したら俺は死ぬだろ」
その言葉を聞き、がっくりと床に両膝をつき項垂れるエレン
「俺、一生童貞ですか…………」
そんなエレンをリヴァイは鼻で笑うと腕を掴んで無理矢理立たせる
「お前の一生童貞は確定した訳だが」
「確定したんですか」
「心配するな。処女なら俺が奪ってやる」
「え?は…?っ……!?それ、嬉しくないですよ!!」
そのままベッドで啼かされたエレンであった。