novels.(phipps×paula)
□STAY・・・(long)
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「STAY・・・」
※R-18あり ポーラ視点。
「え・・・っとこれも買ったし、買い忘れはないわよね」
袋の中身をゴソゴソと確認しながら歩いていた。
「あ・・・っ!そうだわ!そう言えば床を磨くブラシがもう古くなったから買ってくるようにって言われたんだ!」
ああ、私って本当にドジ〜・・・絶対に買い忘れはないと思っていたのが案の定あるじゃないの〜・・・!
慌てて私はもと来た道を駆け足で引き返した。
早く帰らないと―・・・チャールズにお茶を―
「え・・・とここを曲がって・・・きゃぁっ!!」
ドッシィン!!
我ながら本当に間抜けな悲鳴をあげたと思う・・・私。
「ご・・・ごめんなさいっ!!」
私はあたふたとしながら、思いっきりぶつかってしまった人に深く頭を下げた。
「ああ・・・いいよ、俺の方こそ余所見をしていて―」
「・・・本当にすみません!」
おそるおそる顔を上げて、目の前の方を見る―・・・
あれ・・・?
この方・・・
「ポーラか・・・?」
「エ・・・エドワード坊ちゃん!?」
私はまた・・・街中だというのに大きな声を上げてしまった。