novels.(Ash×victoria)
□Baby Tonight〜神聖な夜〜
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「Baby Tonight〜神聖な夜〜」
※R-18あり
アッシュ視点。
「ヴィクトリア様・・・」
怯えて私に抱きついてくるヴィクトリア様。
「もう大丈夫ですよ。私がいますからね」
「ア・・・ッシュ・・・」
冷えきった身体を温めるように抱きしめて、柔らかな髪をそっと撫でる。
「・・・こわい、こわいの・・・」
「そんなに怖い夢をみられたのですね。お可愛そうに・・・」
「みんな死んでしまうの・・・火に焼かれて、世界中の人がみんな―」
泣きながら私の背中をギュッと抱きしめてくる・・・その小さな手で。
「・・・それで、死んだ人がみんな私を見ているのっ・・・」
「―思い出さなくてもいいですよ、もう・・・」
ああ、なんということだ・・・この間街に出かけたせいで、清浄な身に不浄なエネルギーを纏われてしまいこのような夢を―
「ヴィクトリア様・・・」
私はスッと彼女の身体を離した。
「イヤッ!離さないでっ」
甘えるように私にまた抱きついてくる。
なんとお可愛らしい・・・。
「浄化を・・・ヴィクトリア様―」
「あ・・・っん」
小さな唇を自らの唇で覆い、ゆっくりとベッドに倒した。