リクエスト

□本当に好きなのは・・・
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「それでセバスチャンときたら・・・」

「・・・・」

シエルの声が聞こええくるけれど、私はまったく上の空で・・・。

チャールズ、待ってるかしら・・・。

「リジー?」

「え・・・」

「どうしたんだ?本当に」

今のうちに・・・・もうこの方法しかないわ。

「シエル、私ちょっと用事思い出したの、ごめんなさい!!」

「え?」

きょとんとしているシエルをよそに私は大急ぎで門の方まで走ってく。

ごめんね、シエル。ウソついて。でも私は―私が本当に好きなのは・・・・


* * *


「リジー、遅かったね。待ちくたびれちゃった」

「チャールズ・・・・」

私は思いっきりチャールズの胸に飛び込む。

「どうしたのさ・・・」

そう言いながらもやさしく髪を撫でてくれる。

そんなあなたが一番好き。

「今日は私の家でお茶会があってね、それで遅くなっちゃったの。ごめんなさい」

「そう。いいよ、別に謝らなくても」

「え・・・・」

「こうして来てくれただけでうれしいんだからさ」

チュッ

頬にキス。身体中が熱くなっていく。

「行こ!」

「うん」

本当に好きなのは、チャールズ、あなたただ一人よ。


「本当に好きなのは・・・」end.

〜あとがき〜

みかん様、ごめんなさい!遅くなってしまって・・・。短くてすみません;;
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