落乱小説
□愛しあえる幸せ
1ページ/1ページ
今日も一日君が好きだった。
明日もきっと、君が好き。
そう君に言うと、
照れたように笑って
僕も同じだ
と言ってくれた。
そんな優しい君と、これからもずっと一緒にいたい。
でも私たちは敵同士だから、
きっとそれは叶わない。
いつかきっと、
悲しい結末が待ってる。
だからせめて今は
こうして抱き合わせて欲しい。
好きだと言わせて欲しい。
好きだと聞かせて欲しい。
愛しあえる幸せを、感じていたい。
逞しい君の腕に抱きしめられ、
どうかもう少しこの幸せが続きますように
と、強く願った。
完