中編
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「 くん、掻き出しますよ?」
そういい、くにゃくにゃになった状態の俺を壁際に寄せてアナルから赤司の精液を掻き出す黒子。これはお馴染みの光景。後処理はいつも黒子さんがしてくれている。
「ん、…っ、ぁ、」
「…もう少しです、」
黒子さんの細くて長い指がどろっとした精子を全て掻き出しシャワーで流す。
「終わりました、これ入れ直しますね」
そういい綺麗に洗われたローターを再び俺のアナルに入れる黒子さん。赤司の言いつけだ、誰も逆らうことは出来ない。
「、立てそうですか、?」
「大丈夫、です、」
「すみません、僕は くんを担ぐことは出来なくて、」
「、大丈夫自分で歩けます」
「すみません、部屋へ戻りましょう」
そういい、黒子さんに支えられながら部屋に戻りベッドに横たわる。
「お水を持って来ますね、他に欲しいものはないですか?」
「ないです、」
「分かりました、少し待っててください」
そういい部屋を出る黒子さん。俺はぼすんと音を立てて無駄に豪華なベッドに体を沈める。
「、………、…はあ」
ため息をついてごろりと寝返りを打てばいつの間にか黒子さんがコップを片手に立ちすくんでいた。
「!、びっくりした、…」
「すみません、驚かせるつもりはなかったです、」
「…大丈夫です、」
「お水です」
差し出されたコップに手をやり受け取ろうとするがなかなか手を離さない黒子さん。なんだと思い名前を呼べば少しだけ辛そうな顔をしていた。
「黒子さん、?…」
「………… くん、」
「…どうかし、…っ!!」
突然の抱擁。持っていたグラスは重力に逆らうことなく地面に落ち衝撃で砕け散る。
「、くろ、こさん、」
「僕は赤司様の執事です、」
「、」
「こんなことあってはならないのに、」
「…、…」
「僕は 君のことが好きです」
そういった黒子さんの腕は微かに震えていた。