頂き物、捧げ物
□roll
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「…まだ復興してないんだ…」
アッテムトの町を見ながらアリーナが呟く…
父親のサントハイム王が外交でキングレオいくから同行したいとただをこねてついてきた
そして町の視察との名目で久しぶりにキングレオの領土であるアッテムトを訪ねた
「…キングレオはなにもしていないの…?」
アリーナの呟きにサントハイム王が
「…住民の避難先の確保はしたが…」
考えこんでしまうアリーナ…すると王が
「確かにそなたは強い…しかし世界が平和になった今拳ではないことはわかっただろう?」
王位を継ぐことを了承したが、やはりどこかで冒険中のノリが抜けないアリーナに現実を見せて人の上に立つ立場である自分たちが何ができるのかどうしたらよいか考えてもらいたいとサントハイム王はアッテムトを急遽訪問先に組み込んだのだった…
視察を終えた夕方アリーナはクリフトを訪ねた
「姫様…?確か今日はキングレオに視察に行かれていたのでは…?」
クリフトの問いかけにアリーナは泣き出した