小鉢、椀盛
□ホラー映画同好会(？)活動記録
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なんとか放映時間に間に合い、沖田と南雲は映画館の座席に座った。
南雲「一応、無事にｼｱﾀｰに入れたな。あ、ﾎﾟｯﾌﾟｺｰﾝとか買わなくても良かったよな？」
沖田「うん。コンビニに寄って来たからね。お菓子はじゃがりこ。」
映画館のルールをガン無視である。
そこから映画の予告ムービーがスクリーンに流れ出し、ひたすら無言が続く。
その後、ようやく2人が話し出したキッカケは、
沖田「あれ？〝ゆっくり〟だ。」
南雲「〝ゆっくり実況〟のボイスだな。」
沖田「あれ？青い奴って喋るんだっけ。」
南雲「映画のオリジナル設定じゃないか？」
青い巨人の映画の予告編が流れ出して、ようやく口を開く2人なのだった。
映画の予告ムービーが終わり、いよいよ〝呪怨〟の放映が始まる直前。
沖田「呪怨か～。前から観たかったんだよね、僕。」
南雲「俺は、この映画観るつもり全然なかったけどね。」
沖田「………。」
南雲薫、まさかのカミングアウト。