小鉢、椀盛

□ぐだぐだ家族録〜フリーダムな父親編〜
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※内容がぐだぐだなので軽く流す様にお読みください。


管理人こと不知火匡は、母の天霧九寿と父の風間千景の三人で、とあるマンションで平凡な暮らしをしていた。

「なぁ、風間。ちょっと頼みてぇ事があるんだけどよ…。」

「…なんだ?貴様に小遣いはやらんぞ。」

「いや、小遣いじゃねぇんだけど。…俺が使ってる自転車あるだろ?あれ、もう何年も乗ってるから色々とやべぇんだよ。」

「だからなんだというのだ?」

「…自転車を新しく買い換え、…。」

「その様な無駄な物には自分の金を使え。…それで天霧、俺は原チャリを買いたいのだが。」

「お前の方が無駄じゃねぇか!!」

「…残念ですが、どちらも買わせません。」

楽しい(?)夕食の時間。
不知火からの嘆願を軽くぶった斬った風間は、天霧に自分の要求を投げかけるも不知火と同じ様に叩き伏せられた。

「…貴様、なぜこの俺が原チャリを買ってはいけないのだ?」

「風間、貴方は普段この家に仕事でいないのだからそれを買っても無駄でしょう。何より、我が家には車があるのだから必要ありません。」

「おい、天霧!なんで俺は駄目なんだよ?」

「調子が悪いだけならば、問題はありません。どうしても嫌なら自分で修理に出す事です。」

「めんどくせぇな…。」

ただでさえ家計が苦しいのだからと呟き、黙々と食事を続ける母・天霧。
原チャリ購入を反対された事により不機嫌そうにビールを啜っている風間。
それを横目に不知火はため息をついた。
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