Jewel box
□気になる彼は…
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今、人気の無い森林の中で一人立たずんで居るのは寄生型エクソシストのアレイスター・クロウリー(永遠の28歳)だ。彼は本当ならば戦うべき相手であるノアの一族の一人ティキ・ミックに呼び出されたのだ。
「ティキ〜…約束通り来たであるよぉ〜…」
ティキに指定された木の影から叫ぶクロウリーだが返事は無く自分の声が森中に木霊する。
「…(怒)出て来ないなら帰るである!!」
「待ってよ、アレイスター♪俺は此処に居るから…」
クロウリーの少し苛ついた様な声に反応して要約ティキが姿を現した。
「何で呼び出しておいて隠れるんであるか?」
「あはは…ゴメンゴメン♪だってアレイスターがウサギや少年じゃなく俺を探してくれるんだろうなぁ〜…と思ったらやってみたくなっちゃってvV」
「Σひゃっ…///」
淡々と語るティキに真正面から抱き付かれて顔が火照るやら恥ずかしいやらで慌て出すクロウリー。
そんな彼が愛しくてティキは抱き締める腕の力を強くした。
そして…
チュッvV
「Σんっ///;;;」
甘く美味しく、しかし凶器でもあるイノセンスが潜む唇にティキは深い深いキスをした。クロウリーはされるがままに舌を受け入れうっとりと目を閉じティキの背中にゆっくりと腕を回した。
『こうなったら…俺だけしか愛せない様に体に叩き込んでやろっかな♪』
大きな目標を胸にティキはクロウリーの体を押し倒した。
―さぁ…
これから
長い永い夜が
始まる―
END