□短編小説置場□

□剣聖と呼ばれる男の物語(3/3)
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彼のモノ、Artificial-Rack-Machine【破壊を尽くす機械兵器】…
何時の時代、何処で、如何なる者が如何なる意図をもって造り出したかは不明。
幾つ造られたのかも、造った者が一人なのか集団なのか…人なのか神なのか…その一切全てが謎……

Artificial-Rack-Machine(以下ARM)のその殆どが銃の形を成す遠距離用の火器であった。

ARMの発見は当時のファルガイアを震撼させた。
世界有数の頭脳がARMの下に集まり、研究し、実験し、挫折した……



如何に屈強な銃士が携行用対空型のARM【エアリアルバスター】を構えようと、ソレは引き鉄を弾く事すら許されなかった。


如何なる狙撃手が超長々距離狙撃用ARM【ブリューナク】の照準器を覗こうが、コレが見せたのは暗闇だけだった。

ARMの発見から数十年…世界規模による研究で分かった事は…

一:ARMは使用者、適格者を選ぶのではなかろうか?

一:その使用者、適格者にはARMを扱える何らかの因子があるのではないか?

一:ARMに必要な因子があったとして…それが判明すれば、人工的に因子を組み込んだ最強の兵士が生まれるのでは?


……数十年の研究は未だ憶測の域を出ない。

初めは使用者、適格者の研究…。次に、完全にランダムなARMと人間との妙な同調率の研究。


…そして最後に、人は人に最悪にして最凶の銃口を向ける研究を始めた…




彼のモノ、ゴーレム…かつて神が生み出したと言う伝説の自律行動型巨大機械兵士…

彼のモノ達は意思を持ち、人を学ぶ…ARM同様に、見つかってはいたものの、謎が多過ぎるが故に、こちらの研究はARM以上に難航していた……


古の文献に由ればゴーレムは全八体…
【霧氷太后リリティア】
【神々の砦アースガルズ】
【魔弾の射手バルバトス】
【紅蓮金剛ディアブロ】
【海を征く者リヴァイアサン】
【蒼影凶手ベリアル】
【灼光の剣帝ルシファア】

そして…

【深淵を統べる王…黒震絶禍のセト】





4000HIT記念小説

WILD ARMS:Original Story
〜第3部〜
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