DEATHNOTE LS 

□メロとマットの子育て日記
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俺の記憶では、確かすごい雨の日だったと思う…。
煙草を買ってくると出て行ったマットが
家を出て数分で返って来たかと思えば両手で何かを抱えていた。
こいつは傘も差さずに外に出たのか、頭の上から足の先までしっかりびしょ濡れで来やがった
そして、マットが両手で抱える何かを濡らさないように
出かける時に着ていたファーで覆っていた
俺はマット同様びしょ濡れの床を見て一言

「何考えてんだ」

それにマットは答えず一歩一歩俺に近づいてきた
こうなると俺が何を言っても無駄。
マットは俺に歩み寄り両手で抱えていた何かを俺に差し出してきた
俺は「どういうつもりだ」と言おうと口を開いたが
呆れて言う気にすらなれなかった。
仕方なくそれを受けとる
以外にそれは重くずっしりしていて
微妙に動いているようにも見える
いや、動いているのだろう。
そしてじんわり暖かい…生きている物なのだろうか
俺はそっとファーをどかす
10秒…いや30秒…もしかしたら1分以上
俺の頭の思考はストップした。


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