DEATHNOTE SS Ⅰ
□時間
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ねえ メロ 聞いて 聞いて
あのね 今日ね 僕ね
凄いんだよ 面白いんだよ 楽しいんだよ
ねえ ねえ メロ どこに居るの？
朝起きたらメロが居なくなってた
皆、探してたよメロの事
ハウスの何処を探してもメロが居ないんだって言いながら
ロジャーに皆、聞いてたよメロの事
何処に行ったの？何時行ってしまったの？何時帰ってくるの？
ねえ、メロ何だか僕には分るんだ
メロはもう帰ってこない そんな気がする
話したい事沢山あったのに、
教えたい事沢山あったのに、
伝えたい事沢山あったのに、
悲しいな、悲しいよ、ねえ、メロ
今どこに居るの？
何だかね、詰まらないの、何をしてても
皆、どうでもよく思えちゃうんだ
そして
分ったんだよ、メロは僕の全てだった…って事に
きっと初めて会ったときから
メロは僕の全てだったんだ。
ねえ、会いに行くからメロ僕の事頼ってくれる？
ハウスに居た時みたいにくだらない事で笑いながら
「マット手伝え」って命令するみたいに言って
僕の事、頼ってくれる？
あのね、僕ね、メロと居ると幸せなんだよ？
でもね、メロとの幸せな時間は
そう長くは続かないって思ったんだ…
でも、メロが悪いんじゃないの
だからね、僕はメロとの小さな幸せを、好きでいたいんだ
メロと、メロとの時間全てを好きでいたい
ねえ、メロ…今、会いに行くから待っててよ僕の事
もう少しだけ、ちゃんと勉強してハウスを出たら
真っ先にメロを探しに行くからさ
END