DEATHNOTE LS 

□メロとマットの子育て日記
2ページ/2ページ



こんな雨の日だ、犬や猫が捨てられていて
それを拾ってきたのなら、まだ分る
(分ったとしても家で飼うのはごめんだが)
しかし、獣耳がついているわけでもなく
はたまた鳴声がワンとかニャーとか言うわけでもない
こいつは何て者を拾ってくるんだ!

―何で誰の子かも分らない赤ん坊を!!―

俺の気なんか知るはずもないこの赤ん坊は
俺の腕の中でスヤスヤと寝息をたてている
そして何だかマットがニヤケているような…

「メロ、本物のお母さんみt…っぐは!」
「黙れ…黙れ黙れ黙れ!糞マット馬鹿マット阿呆マットう○こマット!」

途端、大声をあげ
マットの腹にパンチをクリーンヒットさせた俺に驚き
腕の中で寝ていた赤ん坊が泣き出す。

「ぃてて…まったく乱暴なママさんでちゅねー」

と、マットが俺の腕から赤ん坊を抱き上げて言う。
そして俺はマットの頭に銃口をおしあて

「その頭、一回ぶちぬいとくか?」

流石のマットも銃を向けられては何も言えず
トフンっとソファーに座り膝に赤ん坊を座らせて
顔色を変え頭の上で両手を上げた。

「ちょ、軽い冗談だって!ジョークジョーク」
「じゃぁ、その赤ん坊も何かの冗談か?」
「い、いや…これは、そのー…」

マットの声がだんだんと小さくなる

「まさか、お前に隠し子まで居たとはなー」
「ち、違う!それは本当違う!誤解だって!」
「へえ、そうかい!じゃぁその子は誰の子だ」

そう言うとマットは下を向き黙り込んでしまった
それを、心配そうに見上げる赤ん坊
こうしてみると、本当に親子のように…
って俺まで何考えてんだ!!


NEXT

前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ