不可思議な世界
□序章
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眠る事で私は驚異的な回復を見せた。
疲れは軽い睡眠で取れると気付いた私は短い睡眠で様々な本を読みあさった。
幸いに家の近くにある大きな図書館が私に手を貸してくれたのだ。
私の力は超能力の一種のようだ。
その中で分類されるのはサイコキネシス。
所謂手を使うことなく物を動かせる念力
そして、生きてるものに影響を与える能力。
これも念力の一種らしい。
本の中には命を奪っている症例もあり、冷や水をかけられた気分になった。
「…私も…?」
静かな図書館に小さく私の声が響いた。
たぶん、顔色が悪いだろう私は口元を手で覆い強く目を瞑った。
私は無意識にでも考えるとそれが現実に動き出す。
…いつか、私も命を奪うのかしら…
ただ不安だけが頭を支配した。
*