小説置き場
□ピエロかくれんぼ
6ページ/18ページ
「ねえ、勝てると思ってんの?」
浮かれてるように見えるやつらに言ってやった。
でも愛玖が言ったんだ。
『紫雲に殺されたいな』
じゃあ、私達が勝つ方法探さなきゃね。
「仲間じゃねーからな。」
不良っぽいやつ、すごくすごくうざったらしい。
「ぼ、ぼくは片さんに協力するよ。山田 亮太(ヤマダ リョウタ)っていいます!」
さっきまで怯えてた眼鏡が急に元気になり片さんに近寄る。
チャラ男、不良、あやしい、やつはなんか三人でタッグくんでるみたい。
なんかされたら、怖いなぁ。
なんて考えてた。
どこにいったのかわからない愛玖を探したくて、私は名乗りもせずただ一人で行動することにした。