novel

□ゆびきり
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家に帰り
学校での男子との会話を思い出していた
「妄想派って……」
今まで 自慰をした事が全く無いわけではなかった
ただ どうしようもなくなった時に 仕方なく 自己処理していただけ
「好きな奴とヤるん、妄想しながらするんやろ?」
そんな発想は その言葉を言われた今日まで 全く持っていなかった
…好きな奴とヤるん…
……俺は されたい方やなすぐに 堕威兄ちゃんの姿が頭に浮かび 身体が熱くなってしまった
椅子に座ったまま、窓際に移動して…ほんの少しだけカーテンを開くと
勉強している堕威兄ちゃんの姿が見えた
堕威兄ちゃんに…されたら…
堕威兄ちゃんが…してくれたら
その思いに 益々、身体が火照っていく
妄想…くらいなら…許される
心の何処かでそう思いながら
すっかり熱をもった自身に触れゆっくりと扱く
「んっ…あっ…あっ…」
再び カーテンの隙間から堕威兄ちゃんの姿を見つめると 卑猥な妄想が止まらなくなる
堕威兄ちゃんが触ってくれたら…
俺のこの手が
堕威兄ちゃんの手だったら…
「んっ…あっ…あぁんっ…堕威…兄ちゃん…」
堕威兄ちゃんが 俺の乳首を弄って…摘んで
「やぁ!!…あん!!…あぁ!!堕威兄ちゃぁん!!」
乳首を弄りながら
優しく扱かれる
「んっ…あぁ!!堕威兄ちゃん…そんなにしちゃ…ダメぇ!!」
堕威兄ちゃんの名前を呼ぶだけで 身体の快感が増してしまう
堕威兄ちゃんの扱く手が段々と速さを増して、快感のピークが訪れる  
「あぁ!!だ…堕威にぃちゃぁぁぁん!!も…ダメぇ!!」
―薫…イってえぇよ―
「堕威兄ちゃぁん!!…あぁぁぁぁん!!い…イくぅ!!ゃあぁぁぁぁん!!」

堕威兄ちゃんとの妄想で
とても 自慰行為だと思えない程 激しくイってしまった
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