novel

□壊れゆく貴方と…
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「薫…あんなぁ…俺…薫に惚れてもうたん……薫ん事が…好きや…」
玉砕覚悟の告白
隣に座る薫の表情は 髪に隠れ伺う事は出来ない
暫の沈黙 薫は少し俯き…
「俺も…堕威の事が…好きや…」
「薫…」
肩をそっと抱き
俯いた頬に触れこちらに向けさせると 真っ赤な 真っ赤な薫の顔…
そっと目を閉じ 口付けを交わす…
「薫…もう、絶対離さんからな…これからは、ずっと2人一緒やで…」
「俺も…堕威の事、離さんからな…ずっと一緒や」 ―約束な…―
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