〜絆〜 (FAIRY TAIL)
□第十四話
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『…』
ジョゼがアルヴィスの殺気に怯える中、アルヴィスはジョゼの前に出た。
そして何故かアルヴィスの髪と目が変化していて、銀髪から漆黒、目は赤に特に右眼の瞳孔の周囲に黒い勾玉が三つ浮かんでいて、身体中に黒い魔力を纏わせていた。
「っ…(奴の髪と目が変わっただと⁉しかもあの右眼はなんだ⁉︎)貴様ぁ!何処からそんな魔力がぁ⁉︎」
『今まで、半分しか魔力を出してなかったからな。流石に今回はキレてんだ…ギルドを壊し、仲間を傷付け、ルーシィを攫い、その挙句よくもマスターやエルザを傷付けたな‼︎‼︎
覚悟は出来ているんだろうな、ジョゼェ‼』
「っ…ほざけ‼︎」
バン
バン
ジョゼは直撃にアルヴィスに攻撃をした。アルヴィスは避けることせず煙に包まれていた。
その時、
『ダブルインパクト』
バン
バン
ドカーーーーーン‼︎
「何⁉︎…ぐわぁぁあああ‼︎⁉︎」
煙の中から連続弾が来て、ジョゼは危なく避けたが弾は壁にあたり威力が強過ぎて爆発した。ジョゼは爆発に巻き込まれて倒れる。
「お、おのれ…⁉︎」
『…』
煙が消え、アルヴィスが立っていたと思ったらボマージャケットをはじめ、全身黒を基調とした衣装を身に着けており、左腕には赤いスカーフが巻かれ、衣装の一部に髑髏のマークが描かれ、両手には2丁拳銃ベレンヘーナを持っていた。(デジモンのベルゼブモンです。)
「っ…その姿、噂は本当だったのですね」
『…』
「二年前、とある闇ギルドが悪魔によって壊滅した。その2丁拳銃によって…」
『…』
「そして、天使から悪魔に変わった者が見て闇ギルドではその者を【ルシファー】と呼んでいる。正しく、皇帝にお似合いじゃあないですか?」
『…で、話しはそれだけか?』
「‼︎嘗めんな‼︎」
『…』
ジョゼはすぐに立ち上がり、エルザと同じように魔力に取り巻かれて、2丁拳銃を落とす。
「ふっふっ呆気ないですね。姿が変わっても攻撃が出来なくては意味がない。そのまま吸い取られてしまえ‼︎」
ジョゼがアルヴィスの魔力を吸い取ろうした時
『ダークネスクロウ』
「何⁉︎ぐっ…」
鋭い鉤爪を振り上げてジョゼの魔法を切り裂いた。
そしてアルヴィスはジョゼの首を掴み、強く握る。
「ぐっ…」
『今まで戦争がないように阻止してきたが、今回はやり過ぎたな』
「ぐっ…おのれ…っきさま、などいなければ…!」
『…まだ本気を出してないだろう
。出せよ、マスターと同じ聖十大魔導になったその力を』
アルヴィスは鋭い爪をジョゼに向けた。
「⁉︎よせ…!」
『終わりだ』
アルヴィスが攻撃しようとした瞬間
「寄せ!アル‼︎」