〜絆〜 (FAIRY TAIL)
□第四話
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魔法評議会
ERA(エラ)
「鉄の森が潰れたところで根本的な問題は何も解決しないのだよ」
「闇ギルドたちは星の数ほどある」
「では一掃作戦を実行すべきだ」
「どうやって?」
「今回のようにまたゼレフの魔法を持ち出されたらたまらんぞ。今回はアルヴィスがいたから良かったものを…」
「じゃが、今回のあいつもやり過ぎじゃ」
「罰として、他の闇ギルドをいくつか潰しに出したわい」
そう言っている男の手には封印を施されたララバイ。
「そもそもこれほどの魔法が何故こうも簡単に持ち出されたのじゃ?」
「責任問題は管理側にまで及びそうじゃな」
「それにしてもアルヴィスは兎も角、あれだけけむたがってた妖精の尻尾に今回だけは助けられたみてぇだな」
「たった4〜5人でギルド一つを潰しちゃうんだもんすごいわね。
それにあのぜレフの悪魔を一瞬で終わらせたアルヴィスも流石ね。フフ、惚れちゃうわ」
「ま、今回は少しやり過ぎたがな」
ジークレインは笑いながら言う。
皆は事実ではあるが、認めたくない"事実"にざわつくも、すぐに口をつぐんだ。
「認めたくもないのもわかるがこれは事実さ
もしもララバイでギルドマスターたちが殺されていたら事態は最悪だった。
ここにいるオレたちの中の何人かは確実に首がとんでいた」