〜絆〜 (FAIRY TAIL)

□第五話
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「んだ?依頼書が無くなったて?」


「二階に貼ってあったってったらS級の依頼だろ?」


「どこのバカよそんなの持ってちゃったのは?」


「猫だ」


みんなが疑問に思っている中、二階でテーブルに足を置いて座っているラクサスが答えた


「羽の生えた猫がちぎっていくのを見たぜ」


「ハッピーが⁉︎」


『あのバカ…』


「つうことは、ナツとルーシィか!」


「何考えてるんだあいつら⁉︎」


「S級クエストに勝手に行っちまったのか?」


「バカだと思ってたけど、ここまでとはね」


みんながナツたちがS級クエストに行ったことを騒ぎだす中


「これは重大なルール違反だ。じじぃ!アルヴィス!奴らは帰り次第破門だよな。つうか、あの程度の実力でS級に挑むとは帰っちゃこねぇと思うがな」


「…」


『…』


ラクサスの言葉を聞きながらマカロフは目を閉じながら腕を組み、アルヴィスは包丁を拭いていた



「ラクサス、知ってて何で止めなかったの?」


「俺には泥棒猫が紙切れを加えて逃げて行ったようにしか見なかったんだよ。まさかアレが、ハッピーでナツがS級に行っちまった。なんて思いもよらなかったな」


「…」


「ははは、あんたがそんな顔久し振りだな。そういうところアルヴィスにそっくりだ。流石兄妹だな」


『…』


ミラの問いをラクサスはワザとにしか聞こえなくて、いつも笑顔なミラが怒りを出しながら無言でラクサスを見る。


「まずいのぅ」


『…ミラ、何の依頼書が消えた?』


「呪われた島、ガルナ」


「何と⁉︎」


『はぁ〜あいつら…』


「「ガルナ島⁉︎」」


「そんな無茶な⁉︎」


「「あいつらやっぱりバカだ‼︎」」


ミラがアルヴィスの問いに答えた瞬間、みんなは危険なあまり焦りだした。そんな中、マカロフはラクサスに言う。


「ラクサス!連れ戻して来い!」


「冗談!俺はこれから仕事なんだ。てめぇのケツを拭けねぇ魔道士はこのギルドにはいねぇ。だろ?」


「今ここにいる中でお前意外、誰がナツを力強くで戻せる!」


「アルヴィスがいるだろう。何で俺があんな奴らなんかのためにー」


シュン

ダンッ


ピリッ

ツゥー



「「「⁉︎」」」


「に、兄さん…」


「てめぇ…アルヴィス‼︎」


ラクサスの言葉をアルヴィスが拭いていた包丁をラクサスに投げて遮り、そしてラクサスの頬に少し血が流れていた。
ラクサスはあまりの怒りに立ち上がりアルヴィスを見て、アルヴィスは無表情でラクサスを見た。


『…ナツたちを連れ戻しに行かないなら、さっさと仕事に行け…忙しいんだろ』


「てめぇ…」


『俺がナツたちを連れ戻しに行く。それでいいですよねマスター』


アルヴィスはマカロフのほうに顔を向く。


「しかし、いくらお前のぅ。昨日帰ってきたばかりじゃというのに」


「そうよ兄さん!この頃、忙しくて疲れてるのにギルドの仕事までして…」


ミラは一階に戻ってきて、悲しそうな顔してアルヴィスに寄る。そんなミラをアルヴィスはミラの頭を撫でる。
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