〜絆〜 (FAIRY TAIL)

□第八話
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ーハルジオン


「んー‼︎やっと着いたー‼︎」


「うぷっ……」


「ナツー‼︎着いたよー‼︎」


皆は無事、ガルナ島からハルジオンに戻ってきた。


「アルヴィス・ストラウス‼︎」


『…』


「「?」」


アルヴィスは溜息をつき、皆は疑問に思い呼んだほうに向いた。


「やっと、帰ってきたか。早く此方に来てもらう」


「「⁉︎」」


「評議員⁉︎」


「何でここに⁉︎」


「…」


みんなは評議員がいることに驚き、そしてエルザは何で評議員がいるのか察した。アルヴィスは評議員に近付いた。


『すまない。かなり遅くなったな』


「全くだ‼︎これだから妖精の尻尾は‼︎」


『あはは』


「笑い事ではない‼︎」


アルヴィスの後ろで、ナツはみんなにコソコソしながら評議員がいるかを話していた。


「なぁ!何で評議員がいるんだよ⁉︎まさか!また」


「馬鹿者‼︎」


ガツンッ


「ふべっ⁉︎」


エルザは怒りながらナツの頭を殴り、説教をする。


「お前が評議会を壊したから、アルが代わりに弁償するハメになったんだぞ‼︎」


「‼︎」


「それに今回はお前たちのせいで休みもなしにガルナ島にも行ったんだ」


「マジかよ…」


「そういえば…」


みんなは怒られているアルヴィスの後ろ姿を見て落ち込む。ララバイの件から暫く評議会の仕事でギルドにはいなかった。だが、エルザが評議会に逮捕された次の日に一緒に帰ってきたが、また仕事に出なければならなかった。三日の休日をくれたが、ナツたちがS 級クエストに行ってしまい心配だったので行くことになってしまい。結局、アルヴィスの休みはあまり無かった。
そんな時、アルヴィスはみんなのところに戻って来た。


『みんな、悪いな。また暫くギルドには帰れない』


「アル……悪りぃ」


『…何謝ってるんだよナツ』


「……俺がアルをッ⁉︎」


落ち込んでいるナツをアルヴィスはナツの頭を掴んで撫でる。


『別にお前が謝ることでもない』


「…」


『それにいつものことだ』


「「「…」」」


それに聞いた瞬間、みんなは無言になった。今まで壊してきたものを全部アルヴィスが弁償していることに分かってしまった。アルヴィスは沈んでいるみんなに溜息ついた。


『はぁ、確かに評議員は五月蝿いが、別にお前らが落ち込むことなんて何にもねぇよ。それに俺はマスターの負担を少しでも軽くすることがしたかったしな』


「「…」」


『まぁ、ララバイの時は申し訳なかったが、お前らは暴れて物や街を破壊するが、そういうのは俺が何とかする』


「アル…」


『だから‼お前らは何も悪くない‼︎悪いと思ったんなら、もっと強くなれ‼︎もっと暴れてこい‼︎そして妖精の尻尾の名を穢すな‼︎いいな‼︎』


「「……はい/あい/おう‼︎‼︎」」


アルヴィスの言葉にみんなは落ち込むのをやめて、顔を上げた。アルヴィスはそれを満足しみんなと別れる。


『よし、いい顔だ‼︎それじゃ行ってくる。気をつけて帰れよ』


「「おう/はい/えぇ/あい‼︎‼︎」」


『後、マスターの説教も忘れないように』


「「……あい」」


アルヴィスは評議員を連れてみんなの前から去った。
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