〜絆〜 (FAIRY TAIL)

□第十話
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ファントムとの戦いは、まだ続いていた


「うりぁぁぁああああ‼︎」


「てぁぁぁあああああ‼︎」


「「「ぐあぁぁぁあああああ‼︎‼︎」」」


炎と氷を使って倒していくナツとグレイ


「カードマジック!ライトニング、リバースタワー、ラヴァーズ、落雷の運命‼︎」


「「「痺れる〜‼︎」」」


魔法の札(マジックカード)を組み合わせて攻撃するカナ


「リングマジック!ツインスター‼︎」


「「「回る〜‼︎」」」


指輪魔法(リングマジック)を使って風を出すロキ


「うおぉぉぉおおおおお‼︎」


エルフマンは右腕に接収(テイクオーバー)し、敵を倒していく


「漢!漢!漢なら漢だ‼︎」


“漢”


「意味わかんねぇ……」


「なんだ、あの腕?」


「接収(テイクオーバー)だ!」


「腕に魔物を接収(テイクオーバー)させてやがる」


「あいつ!アルヴィス・ストラウスの弟、エルフマンだ!」


「倒した魔物の力を腕に吸収していく、あの……」


「ビーストアームのエルフマン!」


「───ギヒヒヒッ」


ダンッ‼︎


「「!」」


ファントムの看板を自ら破壊し、何者かが上から降ってきた。
皆は攻撃を止めて、看板から煙りたったほうを見る


「アイツは…」


「あいつが……!」


「ギッヒヒヒ」


「……鉄の滅竜魔道士、鉄竜のガジル……!」


突然、戦場から現れたのはギルドを襲撃し、レビィたちを叩きのめした奴。鉄の滅竜魔道士、鉄竜のガジルだった


「てめぇがレビィをー!!」


ギルド襲撃の犯人が現れたことに、怒ったナブが拳を構えて飛び掛かる


ガンッ‼︎


だがあっさりとガジルのカウンターで吹っ飛ばされてしまう。しかも、ファントムを巻き添えにしながら


「ナブ!!」


「アイツ…!自分の仲間を巻き添えにしやがった…!」


「ギヒッ来いよクズ共ぉ。鉄の滅竜魔道士、ガジル様が相手をしてやる」


「漢ーー‼︎」


ナブの次にガジルに突っ込んだのはエルフマンだった


「クズでも漢だぁ!!!」


「ギヒッ」


ガンッ


腕を変え、ガジルに飛び掛かるが彼の鉄に変えた腕によって簡単に防がれてしまった


「!」


「皇帝の弟のエルフマンか」


ガジルは腕を鉄に変えて猛攻し、それを避けるエルフマン。
そして、次に足を鉄に変えて蹴り、エルフマンは接収(テイクオーバー)した腕で受け止めた


「ほう……中々やる」


「漢は強く生きるべし」


「―じゃあ、こんなのはどうだ?」


すると受け止められている足から分裂するように幾つもの鉄の棍が飛び出す。
それもファントムの仲間も巻き込み、彼らは吹っ飛ばされてしまう


「貴様!!自分の仲間を!!」


「何余所見してやがる」


ガゴォ!!!


「ぐおっ!!」


エルフマンは隙を突いて、殴り飛ばすガジル
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