〜絆〜 (FAIRY TAIL)

□第十四話
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「アル…生きて…」


『遅くなってごめんな、エルザ』


「っ…」


涙を流しながら、アルヴィスの胸板に寄り添うエルザ。


「貴様ぁ…何故生きている!お前は確かに」


『あぁ、確かに爆発に巻き込まれた』


ーーーーーーーー


『__伏せろ‼︎』


「「「わぁぁぁあああっ‼︎」」」


「「「きぁぁああああっ‼︎」」」


『ッーー』


ドカーーーーーン‼︎‼︎‼︎


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「?あれ、何で…」


「俺たち…爆発に巻き込まれたんじゃあ…」


「あ‼︎あれ!」


「「「っ⁉︎」」」


『…』


彼等が見たのは鳥や翼竜に近く、白い羽毛に覆われているが、全身傷だらけになった獣の姿をしたアルヴィスだった。(ポケモンのルギアとです。)


『くっ…』


アルヴィスは咄嗟に接収(テイクオーバー)したのはいいが、突然の爆発なので魔法が出せなく、大きい身体に変身し村の人たちを守った。


『っ…(ジョゼめ…俺なら兎も角…関係ない人たちまで襲うとは…下劣な野郎だ‼︎)』


ドサッ


アルヴィスは変身を解いて傷を押さえながら膝につく、村の人たちはアルヴィスの元に集まった。


「アルヴィスさん!」


「わ、私達を守って下さって…」


『っ…みな、さん…怪我は…ありませんか…?』


「ええ、アルヴィスさんが私達を守って下さって…それよりもアルヴィスさんが‼︎」


アルヴィスは村の人たちが怪我が無かったことに安心をし、何もないように立ち上がった。


『俺ならこの通り大丈夫です。それよりも敵がまた来るかもしれませんから行きましょう。子供たちも待っています』


アジトを後にし、アルヴィスたちは暫くして無事に村に辿り着いた。


ーーーーーーーー


『と、まぁこんな感じで後は暫く寝てて、やっとさっき戻ってきた感じだな』


「くっ…おのれ…」


「(良かった…アルが無事で…)アル…!」


ジョゼは忌々しいアルヴィスを殺せなかったことにイラつき、エルザはアルヴィスが生きていたことに安心し、何か言おうとした瞬間。


『…すまない、エルザ』


「えっ…!」


『暫く休んでいろ』


「っ…ア…ル…」


アルヴィスはエルザの目元を手にあて、眠り魔法をかけてエルザを眠らせた。そして再びエルザを抱き抱えて戦いに巻き込まれないように避難し、エルザを寝かせ、ジョゼに見せないようにエルザの額に口付を一つ落とした。


『よく頑張ったな。流石俺の弟子だ』


「…」


「お別れの挨拶はそこまでですかな?でも、今の貴方じゃあその怪我どころか魔力ももう殆どないじゃあないですか、どうやって戦うんです?」


ジョゼはアルヴィスの身体がボロボロなのが分かってて挑発する。


『…流石にこの姿を皆に見せられないからな』


ギロッ


ぞくっ


「⁉︎(何だ⁉︎この殺気は、今まで奴とは何度も戦ったが、これほどの殺気は始めてだ‼︎)」
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