女剣士 (イナズマイレブン)
□プロローグ
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『…』
とある学校のサッカーグラウンド。
清香は強力なシュートを打った。あまりにも強烈なボールに吹き飛ばされ、止めることも出来ずに相手校のゴールした。
「ゴーーーーール‼‼」
そのシュートの凄まじさはくっきりとつけられた跡。
あまりの圧倒的な強さに試合終了した途端、そのまま倒れ込む部員達。ユニフォームはボロボロ、身体は傷だらけだった。
「圧倒的な強さを見せつけて、帝国学園の勝利‼」
実況が興奮しきった様子で、帝国側の勝利を宣言した。得点板には、13−0という有り得ない程の点差が叩きだされた事実を見せつける。
試合を直に見ていない人でも強大なる帝国の力が理解出来るというものだろう。
『…』
倒れた相手チームを見つめる。
「お前達は敗れた。帝国のやり方は覚えているな?」
帝国の監督であり総帥である影山が、その場に膝をつき、絶望に暮れている相手校の監督に冷たく言い放っている。影山の手にあるのは解体許可証。それを相手校の監督の目の前に落とし見せつけた。
「敗者に存在価値はない。」
影山はそう言い。
そして…
「やれ‼」
鬼道の合図と共に、学校は一瞬にして廃墟と化した。
“勝つことは全て”、それが帝国学園...否、影山 零治のやり方だった。