女剣士 (イナズマイレブン)
□第六話
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あと数日で地区大会決勝戦。
帝国学園はグラウンド一つ、レギュラーが貸し切りで練習することになった。
まずは帝国の必殺技として、定着したデスゾーンの練習をしている。
「「「デスゾーン」」」
キレが良くなり、見事ゴールに入った。
「前よりキレが出てきているな、デスゾーン」
『あぁ…。』
「…。」
源田と清香は、デスゾーンを見て話していた。その隣に鬼道も見ていたが、考え事していたのか無言だった。
『鬼道?』
「!…あぁ。」
無言だった鬼道は、清香の呼び掛けに反応する。
「どうした?」
「いや、なんでもない…。もう一度だ!」
『…』
清香は無言で、鬼道を見ていた。
それから、それぞれの練習に入り、清香は鬼道に近づいた。
『鬼道…。』
「…何だ。」
『お前が悩んでいるのは分かるが、今はサッカーの集中をしたほうがいい。』