□捕らえられた怪盗に口付けを
2ページ/12ページ



そろそろ麻酔が切れ、
彼は目覚めるはずだ。


警察をも手のひらで踊らせる彼はこの状況でどのような表情を浮かべるのだろうか。



おろおろと狼狽えるのだろうか。
諦めて、一切の抵抗をしないのだろうか。


世に知られている彼とは180°違う相形を見せるであろう弱々しい姿を想像するだけで、黒革に覆われた秘所が湿ってくるのが分かる。



アイラインを強めに引いた良く言えば大胆でセクシー、悪く言えば娼婦のようで男を誑かせる化粧を施した私は、彼が目を覚ますのをひたすらに待つ。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ