考察

□■グレイ様の心境変化について〜言っておきてぇ事がある〜
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今回、大魔闘演舞でドラゴンと相対した際のグレイの「言いたいこと」とは一体何だったのか、と私なりに考えてみました。
命の危機が迫る状況下で、伝えておきたいこと…伝えておかねばならないとグレイが感じたことです。
ジュビアの名を二度呼んでまで、しっかり伝えたかったことです。
以前、カナヤさんとみなみは、グレイはジュビアと恋人になったとして、「好きだ」「愛してる」と言わないのではないか、と話したことがありました。
思い起こせば、グレイはこれまでジュビアに対してはっきりと物申すことがなかったように思います。
いつも年齢相応の照れ隠しなのかジュビアを突っぱねてばかりです。
10代後半男子が、可愛い女の子から好意を寄せられて、イヤなわけないのに。
そんなグレイの態度を見て、正直この野郎と思ったジュビア好きさんもいるはずです。
どうしてグレイは他の女の子には優しいの、と。

さて、私なりの答えですが、その後の祝宴シーンに現れていると思います。
ここでジュビアはかなり大胆な発言をしています。
「愛してます!」
これに対してグレイは
「イヤなものはイヤだとハッキリ言うからな」

この言葉を私は、イヤでないことは受け入れる、と解釈しました。
今までのグレイはジュビアからの好意に気付かないフリをしていたように思います。
エルザの「向き合ってやれよ」という言葉に赤面していましたから。

エルザの言葉・切迫した状況に、グレイなりに、ジュビアの好意に向き合おうとしたのではないかと思いました。
イヤなものはイヤだ、だけど、イヤでないものは…というわけです。
全てを突っぱねるのではなく、祝宴の場合は「愛してる」には応えられない。けれども…といった具合です。

マグノリアへ帰還した際も、ジュビアの声かけに「何でもない」と一度つれない態度をとります。
が、突っぱねるだけでなく、一呼吸置いてから素直に受け入れています。

グレパン・ジュビパンの際は
最初は「ちょっと…」と拒否していても、エルフマンに食べられるジュビパンを見て「せっかく焼いたんだし」と頬を赤らめて食べています。
今まで好意に向き合っていなかった分、素直になるのに慣れていない様子が見受けられます。
しかし、他の男の子にジュビアが食べられるのは、やはりイヤな気分な訳です…かわいいです。

ジュビアが不安な気持ちを口にした際の「オレがついてる」も、過剰な照れ隠しがなくなった感じです。
ジュビアの不安を感じ、ジュビアの気持ちを考え、自分なりに応えたのです。
もしかすると二人きりだともっと素直になれやすいのかもしれません。

今回のまとめとして
「イヤなものはイヤだとハッキリ言うからな」
これが、グレイからジュビアへ伝えたかった想いなんだと私は考えました。

この言葉・気持ちをきっかけに、グレイがジュビアの言動に対し、向き合い、素直に反応を返すようになった、と。

【おまけ】
もしこの先、ジュビアの「愛してます!」にグレイが応える日がきたら…。
グレイは飛び込んできたジュビアを抱きしめ、「ん…」と小さく笑いながら彼女の後頭部をやわらかく撫でるのではないかな…と妄想しつつ…笑

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