*Dream story*
□頼れよ。。
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「さっみ。。。」
それは冬のある日。。。俺とスガは学校に登校中だった。。
「寒くないか？スガ。。」
「大地がそんな薄着だからだろ？」
「ゴワゴワするのは好きじゃないんだ」
「ふうーん？風邪ひくなよっ！主将ｗｗ」
そういってスガは走り出した。。
「ちょっとまてっ！うっ。。。さむ。。もっと厚着してくるか。。」
「っ。。ケホケホっ！」
「スガっ！？。。。おい、大丈夫か？」
いきなりスガが咳き込みはじめた、そしてゆっくりしゃがみ、呼吸を正常にもどす。。
「。。ごめん、なんかむせた」
あははっと笑って立ち上がる。。
ごまかしてるつもりなんだろうが、俺には通用しない。。
いつもスガが体調崩すときは、咳き込み、高熱と出てくる。。。
そして、体調が悪いと悟られないようにごまかそうとするときは、大丈夫だとかいって笑顔。。そして手は服の袖をしっかりとにぎっている。。。
これらがすべて当てはまったら体調が悪いと思われる。。。
。。。なぜ、隠すんだ？
信じられない？心配かけたくない？
信じられないことはないとおもうから。。後者か？
スガは心に思いを閉じ込めてしまうため、心配かけたくないっていうのはあたっているのかもしれない。。。
「もっと頼れよな。。。」
「ん？」
「だからさ、もっと頼れっていってんのね」
「え。。。」
「頼りにならない主将かもしれないが、心配かけたくないとか思ってるんだろうけど、もっと頼ってほしい、だからさ。。もう我慢するな」
「大地。。。」
「体調悪いなら体調悪いと、悲しいなら悲しいと、つらいならつらいと。。。なんでも一人で思い込むなよ。。スガのまわりには仲間がいるだろ」
「ごめん。。俺。。みんなに迷惑かけたくなくて、いつも苦しくても何も言わずにがんばってた。。。でも、体調悪くなってくし。。。助けて大地。。。」
スガの目からはぽろぽろと涙が流れ出す。。
「いつでも助けるよ。。スガ。。。ごめんな、泣かすつもりじゃなかったんだが。。きつかったな」
「大地はわるくない。。おれがいつまでもウジウジくよくよイジイジしてたから。。ウジウジくよくよイジイジしてすみませんでした。。」
「そこまでいってないだろ。。まぁとりあえず、熱もちょっとあるし家かえるぞ」
歩けるか？なんならおぶろうか？と提案するが、歩くといわれ、ゆっくり帰る。。。
帰る途中も咳き込み、家に帰れば着替えたあとすぐベットに。。
「大丈夫か？」
「ん。。。」
「ちょっとまっとけよ。。」
おれは台所に行き、冷蔵庫からチョコレートと牛乳を取り出す。。
。。。。。。ココアだ
スガが体調崩したときにはいつもつくるココア。。スガは気に入ってのんでくれる。。
母が教えてくれたココア、俺も好きだ。。
「。。コ。。コア」
「おい。。まってろっていっただろ。。。」
「ごめん。。ソファーで安静に。。。。しとく」
スガはソファーにいき、ぐったりと。。。
ほら、やっぱりしんどいんだろ。。
ベットでねてたらいいのに。。。
そんなこんなでできたココアと薬をもち、スガの元へ。。。
「のめるか？。。」
「ん。。のむ」
「なんか食えそうなのあるか？」
「。。。ごめん」
「そうか、無理すんな」
まるで父親かのように。。。
よく心配性といわれるが、実際そうかもしれないと自分でも納得している。。
特にスガの病気や部活関係は過保護状態だ。。
まぁ、特に損はないから別にいいのだが、うざいとか思われてないかとかは少し気になる。。
「大地。。。。ありがと」
「おう。。」
「俺寝てくるね。。。ベットお借りします。。」
「はーい。。」
ピロリン・・・
「ん？」
あのひげちょこエースからのメールだった
[大丈夫か？スガが体調崩したっていってたけど。。。部活のみんなも心配してるし。。
まぁ、部活のほうは大丈夫だから大地もスガも安心してくれ
ｐ，ｓメールでかっこいいこといってる旭さんはずっと一日中あせってましたｗｂｙ西ノ谷です。
元気になって戻ってきてください！！！ｂｙ烏野排球部部員たち]
「ははっ。。。あのヒゲチョコｗｗ、スガにも後でみせよう」
スガ。。。。見てみろよ、仲間。。。いるだろ？こんなに大勢。。。
お前は一人じゃないんだ。。。
バレーだってそうだ、７人（Li入）だろ？
チームだろ？
大丈夫だ。。。みんないるよ
”頼れよ。。”
しばらくして、スガは途中で高熱が出たものの、次の日からは登校できるようになった
「菅原さん！！だいじょうぶですか？？」
「あ、影山に日向。。。もう大丈夫だべｗ」
「よかったー！死んじゃったらどうしようかと」
「そんなすぐに死なせるなよｗｗ大丈夫だってｗ」
あはははっと笑いあう。。。この光景は好きだな。。。
「大地の言うとおり。。。。みんないるね」
「だろ？」
「うん。。ありがと」
この日からはちゃんと相談してくれるし、発作もあまりでなくなった。。
よかったな。。。。
これから、がんばろうな。。。烏野排球部。
END