*Dream story*


□カクサンキボウ【イナgo】
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「はい。。では、9時に雷門中で試合ですね。。。はい、失礼します。」

俺は通話を終えると携帯をポケットにいれた。
腕時計で時間を見ると20時。。
明日の試合のスタメンでいろいろ考えていたらおそくなったな。。。

「はぁ。。今日も夏美の料理たべるのか。。」



駅に向かう足をとめ、あるマンションの螺旋階段をみた
たまに通るこの道で見る螺旋階段、今まで使っている人は俺は見たことなかった
しかし、今日は誰かが使っていた
少女。。高校生くらいだろうか?
まぁ、階段だから使っているのは普通か。。

「はぁ。。はぁ。。」

かすかに少女の息遣いが聞こえてくる。。
疲れているようにみえるが、マンションまで走って来たんだろうか?


少女が階段を登っている。。。
ただそんな日常ごく普通な様子を見ていた
しかし、少女は8階についたとこでとまってしまった。。。
そして少女は俺を見下すかのように下の道路を見下ろす。。
目線があっているかのように思ったとき。。
まるで、今まで走っていた車が止まって辺りが静まったような感覚に襲われた。。。


グチャッ。。。


少女が消えた。。。
そして、自分の近くで鈍い音がした
なにが落ちたのか。。。?
答えは大体想像できる。。。
俺は視線を歩道へ戻し、右を向く。。

「うああぁぁぁッ!」

。。。予想どおりだ
さっきまで、螺旋階段の8階にいた少女の体が歩道にあった
暗くてよく見えないが制服を着ているため学生だとわかる
少女の目は開いているが。。。生きているようには思えない。。

「ぁ。。。はぁ。。はぁ。。飛び降り。。か」



ピーコピコピーン。。。

ただ呆然と倒れている少女の体を見つめていたが、何かの通知音で我に返った。。
通知音がしたほうへ視線を向ける。。



飛び降りた少女の近くに少し壊れた携帯電話が落ちている。
この少女の持ち物だろうか?
携帯のディスプレイにはイレッターが映し出されていた
イレッターは会員登録してアカウントを作るとインターネット上に160文字以内の呟きができるサービス。。
今ほとんどの人がやっているサービスだ(現実でいうとツイッターみたいなもの)
そこには。。。


#$%???<*

綾瀬ヰ織さんが亡くなられました。





拡散”死望”。

20XX.9.20 20:05






1話end...
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