短編小説

□This girl is rotten 番外編
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みなさんこんにちは。
突然ですが、今日は14日です。

14日です。



『お兄ちゃん!』


「なんだい?」


『今日は14日です』


「…うん?」


『14日です。バレンタインです』


「…うん(この子頭大丈夫かな…)」


『ハッピーバレンタイン』



お兄ちゃんにチョコレートを差し出す。
「ありがとう」と返事をされた。なんかニコニコしてる。
なんか凄く嬉しそうだよ、お兄ちゃん…。
いや、バレンタインにチョコを渡すとか毎年のことなんだけど、いっつも喜んでくれるんだよね。
渡す側としてはとても嬉しいですありがとうございます。



「開けてもいいかい?」


『うん!』


「わあ、今年はお煎餅なんだ。ありがとう」


「どういたしまして!」



バレンタインなのに煎餅かよ、とか思っている人もいると思います。私もそう思います。
でもお兄ちゃんは毎年大量のチョコをもらってくるからね…チョコの食べ過ぎて吐くからね…。
なるべくしょっぱい物を捧げるようにしているんです。
煎餅っていってもただの煎餅じゃないよ。専門店みたいなところで売ってる高級(?)な煎餅だよ。



「あ、##NAME1##は他の人にチョコレートをあげたりするのかい?」


『んー、クラスの女の子にはあげるよー。あ、あと切原』


「…赤也?」


『うん。チョコレートに飢えているみたいで…可哀想になったから恵んであげたんだー』


「そうなんだ。本命ではないんだね?」


『本命なわけないよー!』


「それなら良かった」


『ん?(何が…?)んー、うん?…うん』


「(分かってない…)」



「それなら良かった」ってどういう意味ですか。本命なんてあげたら赤也が可哀想って意味ですか。
まあなんでもいいや。



『お兄ちゃんは好きな子からチョコレートもらえた〜?』


「…ん?」


『ん?』


「俺、好きな子いないよ?」


『え』


「え?」



え!?いないの!?ええええ!!
お兄ちゃんもお年頃だからさ!彼女とか作りまくって!おっぱいとか触りまくりでウハウハな生活を送っているのかと思ってた…!
イケメンなのにもったいない…



『本当に好きな子いないのー?』


「いないよー」


『彼女欲しくないのー?』


「欲しくないよー」


『まじかסּ_סּ』


「ふふ、うん」



中3でしょ!?女の子のおっぱいとか触りたい年頃じゃん…。おっぱい触りたくないのかなあ(´・ω・)
あ!もしかしてホモなのかな!?ホモだから女の子のおっぱいには興味がないのかな!?
そうか…お兄ちゃんは真田先輩のおっぱいを触りたいのか…┌(┌ ^o^)┐ホモォ


「しばらくは##NAME1##がいるからね」


『…ん?私?』


「うん。##NAME1##も彼氏いないんだろ?」


『そうだけど…なんで私?』


「ふふ、秘密だよ」


『えー(╯⊙ ⊱ ⊙╰ )』



end.

―――――――――
ハッピーバレンタイン!


→あとがき
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