あの時を、もう一度
□ある日
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横でデレデレと話しているゴリラの横で静かに酒を飲む。
本来なら今日はあの天パと飲む予定だったんだが、普段が普段なだけあって、あいつと予定があるとは言い出せなかった。
後で甘いもんでも奢ってやりゃ機嫌も直るだろうと断りの電話を入れた。
『あ?別にいーよ、そんなん』
野郎は、何でわざわざそんな事を電話してきたんだ、とでも言うような口調だった。
会いたいと思ってたのはおれだけだったんだろうか…。
って、なんつー女々しいこと考えてんだ、俺ぁっっっ!