めいこい 中編
□おはよう。行ってらっしゃい。/ベタ甘
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【1】
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それなら反撃は今日の夜にとっておく事にして、唇にチュッと軽く口付ける。
「もう目は覚めた？」
「……おはよ」
「じゃあ早く起き…うわっ」
ぐいっと首を引き寄せられる。
「芽衣ちゃん？」
「このまま起こして♪」
「仕方ないなあ」
首にしがみついた芽衣ちゃんを支えながら身体を起こし、そのまま抱き締めるとピッタリと抱き着かれた。
「そろそろ夜が明けちゃうよ？」
「…だからこうしてチャーリーさんを抱き締める感じを覚えておくの」
「もう…」
それならあと少しと、息が詰まる位に力いっぱい抱き締める。
しばらく黙って抱き合っていたけど、本当の本当に夜明けの時間がやって来た。
「また今夜ね」
「うん。……っん？！…っふ。ぁ…、はぁっ。
……もう！チャーリーさん？！」
額にさよならのキスをする時、何時もの少し寂しそうな顔に戻ってしまったから不意打ちで少し深いキスをした。
「気を付けて行ってくるんだよ」
「…行ってきます」
今日の夜までの半日は長そうだ。
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