めいこい 短編

□140字 詰め合わせ2
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「手品」

無理矢理両手を取られ、掌を合わせる様に両手で包まれる。
「3・2・1♪」いたずらっぽく笑って掛け声が響くと手の中に圧迫感を感じた。
手中に現れた小箱を促されるまま開くと、小さいリングが座っていた。
「お手をどうぞ、お嬢さん」スルリと通されたそれは元からそこにあるかの様にキラリと輝いた。
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