ワンピース

□❇月と夜
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遊園地から一晩経ち、そして夏休みも後半になった
サンジは約束通りゾロの家にを訪ねインターホン押したが誰も出る気配無し

「(ゾロいないのか、それともまた走ってるのか?)」

「サンジ君?」

「ナミさん、どうしてここに」

「昨日サンジ君の電話であたしも一応ゾロの姉としてあいつの様子が気になってね、ゾロいないの?」

「えぇ、あいつ走り込みにいったんじゃないかと思います」

「それ可笑しいわ」

「どうしてですか?」

「あいつ確かに時々走り込みするけど
やるのはいつも夕方だって前に聞いたし、サンジ君昨日ここに来ることゾロは知ってるの」

「はい」

「なら尚更可笑しいわ、あいつ約束だけ破らないもの」

「思ってみたらそうですね、俺も一緒にいて約束だけは破ったことありません」

「何か心当たりはない、あいつが約束破るような事・・・」

「・・・っ!」

「何かあるのね!」

「確か最後に観覧車に乗ってた時、あいつこう言ったんです「もうこの事終わりにしないとな」って・・・」

「・・・まさか、あいつ!」

「ナミさん」

「あいつきっとあの倉庫に行ったのよ!」

「じゃその倉庫に!」

「実は私にもわからないの、ゾロの事に気付いたのは私の友人がゾロが救急車で運ばれてるって電話をくれたからよ」

「取り合えずゾロを見掛けた人でも探しましょ!」

「そうね!」


路地抜けた古く使われなくなった倉庫

「おい、そこで終わりか」

「フッ冗談言うんじゃねぇ、まだやれる」

こんなことになったのは昨日の夜、家に帰ってきた時リビングの電話に留守電が入っていた

「(留守電?・・・ナミか)」

ゾロは留守電のボタンを押すとナミではなく、男の声だった内容は・・・

『明日、あの倉庫で待つ』

「(倉庫・・・)」







「(ゾロっ!何処だっ!)」

サンジが近くにいたのは

「あれサンジだよな?」

「何か合ったのか」

「おーい!サンジー!」

「!シャンクスさん、ミホークさん」

「そんなに慌ててどうかしたのか」

「実は・・・」

カクカクシカジカ

「ゾロちゃんがあの倉庫に行ったのか」

「まだそうなのかわかりませんが」

「ヤバイな・・・」

「何がヤバイんだミホーク」

「以前コウシロウさんからゾロは最大の限界に達すると暴走するんだ」

「暴走・・・」

「どういう事だ」

「考えてみろあの事ゾロが目を怪我していて、身体も限界になっていたうえに、ケンが殺され精神が動揺していたはずなのにあの大勢をたった一人でやれると思うか」

「そう言ってみたらそうだな」

「だからコウシロウさんはゾロが無理しないように細心の注意はしてたんだ、早く見つけないとゾロの身が危ない」

「俺らも探す何か分かったらナミに電話してくれ」

「はい!(頼む無事でいてくれ・・・ゾロ!)」






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